蛍光灯の廃棄方法!リサイクルすればお宝に!

家電製品

蛍光灯

白熱電球がLEDライトに変わりつつありますが、蛍光灯はまだまだ現役です。電球と比べて少ない電力で明るいですから、管理人宅でもトイレを除いて照明はすべて蛍光灯になっています。

電球より蛍光灯は寿命が長いのですが、それでも寿命が近づいてくると蛍光管の端が黒ずんできて、しまいには灯がパカパカして不安定になりますよね。こうなると新しいものに交換ですが、ここで古くなった蛍光灯の処分はどうしましょうか?

 

もちろん住んでいる自治体の決まりに従って捨てるのですが、他に方法はないでしょうか? 例えばリサイクルできる捨て方とか…

蛍光灯の捨て方と、リサイクルについて書いてみましたので、どうぞお付き合いください。

 


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蛍光灯の廃棄方法

まずは何と言っても、自治体のルール通りに捨てるようにします。調べるには「(自治体名) 蛍光灯 廃棄」で検索すれば出てくるでしょう。管理人が住んでいる都内某区では、蛍光灯を捨てるときは入っていたケースに入れて出す、という決まりになっています。ケースに入れるのは割れないようにするためだと思います。

清掃員

家庭用ならこれでOKです。行政サービスとして無料回収してくれます。

 

ただし、事業者なら家庭ゴミに出してはダメです。産業廃棄物扱いになり、専門業者に回収してもらって処理してもらうことが必要です。処理費用も有料になります。

 

電器店などでの回収

家庭ゴミとしての回収ではなく、家電量販店などの電器店や小売店で回収してくれる場合もあります。まとめて回収することで、リサイクルに役立てようという狙いです。

しかし、これは全国に渡って広く実施されているかというと、そうではありません。お住まいの自治体で、小売店が回収に協力しているかどうかを調べておきましょう。これも「(自治体名) 蛍光灯 回収」で検索することで調べられると思います。

 

例えば…

札幌市 ⇒ http://www.city.sapporo.jp/seiso/gomi/keikoukan/list.html
東京都港区 ⇒ http://www.city.minato.tokyo.jp/unei/hurugi.html

 

これを見ると、東京都心の港区より札幌の方が充実してます(゚_゚;)

 

リサイクルの意義

燃えないゴミとして出した蛍光灯も、埋め立て地に捨てられてしまうのでしょうか?

ゴミ処理の能力から仕方ないのかもしれませんが、蛍光灯には微量ですが水銀を使用しています。埋め立てて、そこで割れてしまえば中の水銀が土に入り、それが地下水、川を経て海へ行き着いてしまえば、魚が水銀を取り入れます。食物連鎖と生物濃縮で最後には人間の口に入るので、仕方ないとは楽観視できないですね(゚Д゚)

できることなら、リサイクルできるように捨てたいものです。

 

リサイクル

おまけ情報として、蛍光灯のリサイクルがどうなるのかご紹介します。

回収された蛍光灯は、まず破砕して、回収したガラスは住宅用の断熱材になったり、新たな蛍光灯の材料になります。

アルミと口金はアルミ原料として再利用されます。

処理に使った廃水から水銀を回収し、これも再利用します。

そして微量ですが、希土類と呼ばれるレアアースも回収します。半導体などの製造に必要なレアアースは世界中で争奪戦になっていますから、廃棄蛍光灯は都市鉱山の一つと言えるでしょうね。

 

蛍光灯を割ったらダメ!

割ってはいけない主な理由は、上にも書きました通り水銀の使用です。蛍光管の中には水銀の蒸気がはいっており、割ると水銀が空気中に拡散します。1本の蛍光管に含まれる水銀は微量で、体温計よりも少なく、健康被害が起こるとは言えないのですが、蓄積されるとリスクになります。

 

もう一つ理由を挙げると、ガラス製品なので割れた破片が危険ということです。蛍光管は非常に薄いです。薄いので破片が鋭利になります。破片が細かくなりやすいです。

家の中で割ってしまった場合、掃除機で破片を十分に吸い取りましょう。そして、割れてしまった蛍光灯に適切な処置をせずにゴミ出しすることは、回収作業員を危険にさらしてしまいます。割れてしまったら箱に入れるか新聞紙でくるんで、破片でケガをすることがないようにします。

 

まとめ

蛍光灯の廃棄方法についてまとめました。

  • 自治体のHPで廃棄方法を調べ、それに従う
  • 小売店などで回収サービスをしていたら、それを使うのも手
  • すぐに危険とはならないが、水銀の蒸気を含んでいるので絶対に割らない
  • リサイクルすることで貴重な資源を回収できる

 

限りある資源と環境を守るため、蛍光灯を正しい方法で捨てたいですね。ご参考になれば幸いです。


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