盲腸炎の症状とは?初期にチェックする症状はココ!

激しくお腹が痛くなったときに「これって、ひょっとして盲腸じゃない?」って疑ったことないですか?

でも、実際なった事のない者にはどういう症状なのかわかりませんよね。

また、子供が腹痛を訴えてきても、どんな風に痛いのか?どこが痛いのか? 聞いても要領の得られない時に親は困ってしまいますね。

普通の腹痛ではなく、もしそれが盲腸だったら、初期治療の対応が遅れてしまうと大変です。以下では、盲腸を疑うときの初期症状について記事にします。

今回は盲腸炎について調べてみました。


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盲腸ってそもそもどんな病気?

一般的に言われてきた盲腸とは、腸の一部の名称です。正しくは急性虫垂炎と言って、虫垂に炎症が起きている状態を言います。

胃腸

※虫垂とは右下腹部にある盲腸から出ている細長い器官です。

一生の間に7%の人が発症する可能性があり、10~30歳に多くみられ男女差はありません。

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初期症状として何がある?

症状は、みぞおちから右わき腹に掛けての痛みで、胃やへその周りが痛んでいたのが、徐々に右下腹部へ移動する「痛みの移動」が有名です。

お腹全体のにぶい痛み(内臓の痛み)から炎症が腹膜までくると、右下腹部の鋭い痛みへと変化していきます。吐き気や嘔吐、発熱などの症状も多くみられます。

お腹が痛い

症状で見分けてみましょう。

  • 自動車に乗っている時に、道路の段差の振動で痛みが増強すると、虫垂炎である可能性が高いようです。
  • 軽くジャンプしてドンと着地したり、右下腹部を指で押して急に離したりしてみます。着地や急に離した衝撃で「ビン!」という感じの痛さを感じたら虫垂炎の可能性があります。※女性の場合は、子宮外妊娠や卵腫瘍茎捻転など女性器の関係する疾患の可能性もあります。他には、結腸憩室炎や尿管結石なども考えられます。

このような症状を見つけたら、消化器内科を受診しましょう。専門科が無い場合は、内科を受診しますが手術となれば外科を紹介してもらえます。

総合病院では、初診受付で症状を話して、どの科を受診すればいいか聞いてみると良いでしょう。

検査で見分ける方法

CT造影検査が、一般的に多くの病院で診断に用いられています。CT検査はより正確で、感度、特異度ともに98%であり、正確な診断率が高いようです。

CT検査

エコー検査は、最新の精密機器での虫垂の形の判断には有効ですが、虫垂が盲腸の背中側に隠れてしまうと判断しにくくなります。

適切な治療を受けないと起こるリスクは?

虫垂炎は早期治療が大事です。

治療せずに放置しておくと炎症で発生した膿や腸液が外側に漏れ出してしまい、腹膜炎を起こしてしまいます。

腹膜炎が進行すると、雑菌の出す毒素が血液を通して身体に回る敗血症を引き起こし、ショック症状から死に至ってしまうこともあります。

虫垂炎をこじらせてしまって、腹膜炎になる事は最近では少なくなりましたが、妊婦や力士などのように、お腹が大きくなっている人は虫垂の位置が移動してしまい、正確な診断が出来ない事もあり、重症化してしまうケースもあります。

腹腔鏡手術

手術する場合、入院期間はどれくらい?

症状が軽い時期に手術をすれば一週間程度の入院ですみます。内視鏡を使った手術(腹腔鏡下手術)なら入院期間はさらに短くなります。

腹膜炎を併発し、腹腔内にうみがたまり、腹腔外に誘導するチューブを留置した場合は、長期の点滴、抗生剤の投与が必要です。もちろん食事を取る事はできません。入院が1カ月以上になることもあります。

子供の盲腸はどんな症状を訴えることが多いか?

急性虫垂炎(よくいう盲腸)は、2,3歳ごろから見られるようになり,小・中学生に多い病気です。

最初は、おへそやみぞおちのあたりが痛くなります。乳幼児では、元気がなかったり機嫌が悪くなりぐずついたり、食欲が落ちたりします。嘔吐の症状が出る事もあります。高学年になると右下腹の痛みを訴えます。

普通の腹痛との違いはどんな点?

虫垂炎は腹痛、嘔吐、発熱が3大症状です。

発熱は初めの頃にはありませんが、時間の経過とともに37.5℃前後の微熱〜軽度の発熱が現れます。

お腹が張ってきたり、お腹を軽く触るだけでひどく痛がったりします。足を縮めて、背中を丸めて横向きに寝ることが多く、歩くときも背中を丸め前かがみの姿勢になります。

多くの場合、はじめに上腹部に痛みが現れます。痛みは時間とともに右下腹部の痛みとなり、この頃に嘔吐がみられるようになります。炎症性の病気なので必ず発熱を伴います。嘔吐は、虫垂炎の進行で腹膜が刺激されて現れるものです。

親がしてあげなければならないことは?

小さいこどもがお腹を痛がったら、お腹をなでてやって気持ちが良ければ虫垂炎ではないか、虫垂炎でもかなり初期の段階です。進行した虫垂炎ではお腹を触ることをいやがります。

便秘や下痢でも腹痛は起こりますが、6歳以下の乳幼児では診断の遅れから簡単に重症になります。50~60%が穿孔性(せんこうせい)虫垂炎です。穿孔性虫垂炎とは、虫垂に穴があくものです。

救急車を呼んだ方が良いのか迷ったら、「#7119(救急相談センター)」へ電話してください。利用できない地域もあるので、地域の相談番号を把握しておきましょう。

子供の場合は、「#8000(小児救急電話相談)」です。こちらは全国で利用可能な番号で、自動的に地域の相談窓口へ繋がります。

素人考えで薬を飲ませるのではなく、症状を観察して普段の痛みと違うようなら、かかりつけの小児科に連れていくか、前記の番号に電話して相談しましょう。

まとめ

虫垂炎は、よくあるありふれた病気ですが、腹痛を伴う病気は数限りなくあり、「虫垂炎」と正確に判断するのは難しいようです。

かと言って、診断が遅れてしまっては重症化してしまう病気でもあります。

また、昔は「盲腸は必要ない場所だからさっさと取っちゃっていい!」と言われてきましたが、最近の研究で虫垂が腸内細菌のバランスを保っている大事な組織だとわかりました。

「腸内細菌のバランスが悪くなると食中毒も起こしやすい。虫垂をむやみに取らない方が良い」という事で、昔は即手術していた虫垂炎ですが、現在では軽度の虫垂炎は抗菌薬で保存的に治療されることが多くなりました。「薬でちらす」というものです。

但し、重症化したものについては手術をしますが、最近は内視鏡(腹腔内)手術の進歩で切る範囲も小さくなりました。


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