麻疹と風疹の違い!感染経路、症状、合併症について解説します

麻疹と風疹の違いってご存じですか?

私は小学生の頃に麻疹にかかりましたが、風疹は20歳になってからでした。

子供の周りに菌が

大人になって感染症にかかると重症化して大事(おおごと)になるとは聞いていましたが、私が風疹にかかった時には、喉の炎症で声が出なくなりました。

元々、風邪症状が喉に出やすい体質だったので、一番きつい症状が喉だったようです。

今回はこの風疹と麻疹の違いについて書こうと思います。どうぞお付き合いください。


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麻疹と風疹はどこが違う?

麻疹と風疹は、初期段階ではよく似ています。まずは違いの観点を挙げておきます。

  • ウイルスの違い
  • 感染経路の違い
  • 麻疹の症状
  • 風疹の症状
  • 合併症の違い

以下では項目別に比較していきますので、参考にしてください。

しかしながら、麻疹か風疹かを正しく判断するには医師の診察が不可欠です。記事では違いを挙げておりますが、受診のための予備知識として活用し、決して素人判断をしないでください。

ウイルスの違い

麻疹は麻疹ウイルス、風疹は風疹ウイルスにより発症します。ともに感染症となります。

ウイルスが異なるため、風疹にかかったからと言って麻疹にかからなくなることはありません。同じように、麻疹にかかったから風疹にかからないということもありません。

感染経路の違い

麻疹の場合は、空気感染・飛沫感染・接触感染によります。感染力は非常に強い。潜伏期間は1~2週間。

風疹の場合は、ウイルスに感染した人の咽頭からの体液による飛沫感染や、直接の接触感染によるが感染力は麻疹と比べて弱い。潜伏期間は2~3週間。

子供を看病する母親

麻疹の症状

最初は、38度位の発熱・咳・鼻水・目がうるむなどの風邪に似た症状に加え、結膜炎(充血・目やに)の症状が2~4日続き、一度下熱します。

この時期の後半で、頬の粘膜の奥歯付近にコプリック斑と呼ばれる白色の小さい斑点(斑点の周りは炎症で赤い)が出来ます。(カタル期)

この後、半日ほど熱が下がり、再び38度~40度の高熱が3~4日ほど続きます。この頃に発疹が出てきます。発疹は、鮮明な紅色で突起したものが顔面や体全体に広がっていきます。

高熱が続き咳や鼻水がさらにひどくなり、下痢の症状や口腔内の痛みも出てきます。(発疹期)

熱が1週間ほど続いて下熱する頃には、発疹は段々薄くなってきますが、しばらく後が残る事もあります。皮が取れるようにポロポロとはがれる物もあります。(回復期)

回復期の2日目頃まではまだ感染力が残っている場合がある為、学校の登校基準では、下熱後3日を経過するまでは出席停止とされています。(学校保健安全法施行規則19条2号)。

風疹の症状

風疹の症状は、麻疹(はしか)によく似ていますが、熱は38度前後と麻疹より低く、2~3日ほどで下がります。この事から「三日はしか」とも言われています。

約50%の人には熱や他の症状が出る事も無く、発疹だけの場合もあります。

熱が出始めると同じくして、赤く細かい斑点が全身や口の中にもできますが、麻疹と違って痛みのない物です。

発疹は5日程度で消えていきます。ただ、風疹の場合は首と耳の後ろ・頸部・後頭部のリンパ節の腫れが現れます。この腫れは発疹が消えても数週間続く事もあります。

成人が発症した場合は、90%にこの症状がでます。

注射

合併症の違い

麻疹の場合、合併症のリスクは非常に高い。

予後不良の脳炎(発症後7~10年後)・ウイルス性脳炎・中耳炎・気管支炎・肺炎・結核の悪化・口内炎・細菌による二次感染が起こりえます。妊婦では、子宮収縮による流産の危険性があります。

風疹の場合、関節炎・血小板の減少・急性脳炎などがあるが、重症化するのは極めて稀です。妊婦の感染では、先天性風疹症候群を引き起こす恐れがあるので要注意です。

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麻疹、風疹の治療法、生活で気をつけることとは?

麻疹、風疹のいずれに感染したときも、特に治療法はありません。症状に合わせた対処療法になります。

口腔内に痛みがある場合は、食事をするのも困難になります。

脱水症状を起こさないように経口飲料を飲ませて、栄養不足にならないように野菜を煮込んだスープなどを作ってあげてください。

プリンやゼリーなども喉を通りやすいので良いでしょう。

麻疹の子供

熱がある時は、入浴は控えますが、熱で汗をかきますので下着などはこまめに着替えさせてあげてください。

熱が高いからと無理に薬で下げると、余計に長引きます。解熱剤は市販のものを勝手に飲ませないで、医師の指示に従いましょう。

麻疹は、発症者の約30%が合併症を伴い、40%が入院を必要とします。高熱が続くからと不適切に解熱剤を投与したために細菌による二次感染を引き起こす事もあります。

合併症を併発しない為に、必ず医師の指示に従いましょう。

麻疹や風疹は予防接種を受けていれば感染を防ぐ事が出来る病気です。

麻疹の合併症は重症になるリスクが高い病気です。治療法の全くない病気ですので、抗体があるかどうか確認して子供を守ってあげてください。

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まとめ

麻疹かな?と思ったら早目に小児科を受診しましょう。

麻疹と風疹(三日はしか)の違いはおおよそわかりましたか?

麻疹は、初春から初夏に流行すると言われています。

この頃は、新学期を迎えて緊張から疲れが出やすい時期です。体が弱っていると、感染症のウイルスは入り込みやすくなります。抗体の有無を確認して、予防接種をする事が、子供を危険から守る事です。

MRワクチン(麻疹と風疹を混合したワクチン)の2回接種が推奨されています。流行の時期を迎える前にワクチンを接種しましょう。


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