ひまわりの種に栄養がある！食材として美味しい？自宅栽培でもよい？

昔はひまわりの種と言えばハムスターのエサというイメージがありましたが、最近ではメジャーリーガーが食べている事もあったり、栄養などが注目を集めています。

ひまわりの種は身体にいいのか、どんなひまわりの種も食べて大丈夫なのか、食べたら美味しいのか……今回は気になるひまわりの種について調べてみました。どうぞお付き合いください。

ひまわりの種が持つ栄養素とその効能は？

ひまわりの種には多くの栄養素が含まれています。

血中コレステロールを減らして血行をよくする効果があるリノール酸が含まれている為、アメリカでは生活習慣病や動脈硬化、高血圧を予防する食材として期待されています。

ビタミンＥも豊富に含まれているので体内の細胞の老化を防ぐ抗酸化作用、アンチエイジングや冷えの解消、美肌効果、更年期障害の改善も期待できる女性に嬉しい効果もあります。

葉酸も多く含まれているので貧血防止や免疫力を高める効果、造血作用や細胞の生まれ変わりを助けてくれる効果もあります。

葉酸は妊婦さんが多く摂取した方が良いと言われていますよね。胎児の発育を助けたり、先天異常を予防する働きがあります。

ひまわりの種はそのまま丸ごと食べる訳ではなく種の殻を歯で割り、割れ目から手でむいて中を食べます。

梅干しの種の中にある、柔らかい部分を食べる時をイメージするとわかりやすいでしょうか。殻は食べられないので、中身だけ食べるかたちになります。

ひまわりの種はあまり味にくせはないですが、フライパンで塩を加えて炒めるとナッツのような感覚で食べやすくなります。

サラダやシリアル、ヨーグルトなどのトッピングにして食べる方法もありますし、パンやブラウニーなどの焼き菓子を焼く際に加えても美味しく食べられます。

食用ひまわりの種が市販されていますが、ほとんどがフライパンで炒めて味付けされています。どんな物か試してみたい方は、まず市販されている食用から試してみてはいかがでしょうか。

ただし、カロリーは高めです。可食部100gに対して611kcalあります。栄養があるからと言って食べ過ぎてしまうとカロリー過多になってしまいます。注意しましょう。

自宅で栽培したひまわりの種も、食用にすることが可能です。

ただ注意しないといけない点がありまして、ひまわりの種を購入する際に「Ｆ１」という表示がある物は花は咲くけれど種自体が出来ない事が多いんです。

園芸品種のひまわりの多くは「Ｆ１種」なので、種をつける事を目的に購入するならＦ１種以外の物を購入して育てて下さいね。

一番確実なのは「食用ひまわり」の種と書いてある物です。多くの種が出来るので、よくわからない場合は「食用ひまわり」を育ててみて下さい。

ひまわりの種を取るタイミングは「花が枯れた後」になります。

枯れ始めに花の頭に種が実り始めるので、枯れる前に取ってしまうと種が柔らかい状態になってしまいます。

ひまわりの花が下を向いて元気がなくなってから約１か月後くらいが目安になるので、時期がきて種の固さが指で押しても潰れないくらい固ければ種を取るタイミングになります。

上記のタイミングを確認出来たら、次は種を乾燥させます。

しっかり乾燥させないと、種にカビが生えてしまうのでご注意ください。

ひまわりの頭（花の部分ですね）を切り取って約２週間ほど風通しの良い場所で乾燥させ、きちんと乾燥出来たらバーベキューで使用するような粗い網目状の物を使って種を擦り取ります。

手でも取れますが、道具を使用すると楽に取れるのでおすすめですよ。

動画でひまわりの種の摂取方法を確認出来ます。

ひまわりの種の食べ方や栄養についてまとめてみました。

いかがだったでしょうか。

ひまわりの種は栄養豊富なのですがカロリーも高いです。食べ過ぎずにスプーン１杯くらいがちょうどいいみたいですよ。