皆さんの職場やサークルではレクリエーションの企画はありますか?
大きな会社なら部署単位になるでしょうし、小さな会社なら会社単位になるかもしれません。サークル仲間でも親睦会のようなことを企画したりしますよね。
レクリエーションの企画として、昔からよく行われてきたのがボウリングではないでしょうか。誰でも楽しめますし、ハンデをうまく設定すれば上手下手も吸収できると思います。
では、レクリエーション企画としてボウリング大会をすることが決まったとき、幹事はなにをすればよいでしょうか?
「歓迎会や送別会の幹事ならやったことあるけど、ボウリングは初めて」
……という方がいるかもしれませんね。
記事では過去に筆者が職場のボウリング大会の幹事をした経験を元に説明します。どうぞお付き合いください。
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目次
幹事の仕事~事前準備編
何事も準備は大切です。ボウリング大会に備えて幹事がしておく事前準備をまずはリストアップします。
- ボウリング大会の告知
- ルールの決定
- ボウリング場の予約
- 参加者のレーン分け
- 得点表の作成
- 景品の買い出し
順に説明していきます。
コラム:「ボウリング」と「ボーリング」、どっち?
日常では両方ごちゃ混ぜで表記することが多いと思いますが、プロ選手のことを「プロボウラー」と言いますし、文部科学省の国語審議会の外来語表記に関する答申でも「ボウリング」と表記することが決まっています。
ちなみに、ボーリングだと「掘削(穴掘り)」なので間違えないようにしましょう!
ボウリング大会の告知
「何月何日にレクリエーションとして、ボウリング大会を実施します」という告知文を作成し、メール送信します。サークルだったら LINE で送るのもありですね。
これは大筋では飲食会の告知文がボウリングに変わっただけです。飲食店の店名がボウリング場に変わります。
日時については、都会であればボウリング場の予約のことも踏まえ、遅くとも1ヶ月前にします。平日か休日かでボウリング場の予約状況が変わりますし、ゲーム代も変わるかもしれません。
平日なら仕事が終わってから移動することになります。終業時刻と移動時間を考えて開始時間を決めましょう。
筆者の場合は、職場が郊外で幸いにもボウリング場も徒歩で行ける近所だったので、終業後にゾロゾロと歩いて移動しました。予約も2週間くらい前で受けてもらえました。
その後別な職場で仕事をすることになり、そこでもボウリング大会が企画されました。このときは幹事をしなかったのですが、都心部のボウリング場だったので予約を取りづらかったと聞きました。
皆さんの住む地域によって異なってきますが、都心部のボウリング場ほど早めに予約を入れるようにしましょう。皆さんがプレイしたい時間は他の人にとってもそうですから。
参加費は、ゲーム代と貸し靴代がベースで、景品を出すならその代金を上乗せします。
ルールの決定
ルールも告知文に書いておきます。
3ゲームは少し多いと思いますから、ゲーム数は 2ゲームでちょうどよいです。筆者の体験ですが、3ゲーム投げるのは思っていた以上に腕が疲れました。
女性にはハンディキャップとして1ゲームごとに例えば20点を足す、というルールを付ければ女性の参加者が増えるかもしれません!?
もし初めての人がいるなら、20点とか30点を足してあげてもいいでしょう。
筆者が企画したときは、初めての人はいなかったので、女性のみに1ゲームあたり20点をプラスするルールとしました。
あまりボウリングが得意でない人にも楽しんでもらうために、ブービー賞を設けるのも一案です。
ルールや賞は考えればいくらでも作り出すことができます。例えば…
- ストライクの数で順位を決める「ストライク賞」
- ガターの多さで順位を決める「ガター賞」
- 1ゲームの最高点を出した人に「ハイゲーム賞」
- 全員の点数の平均値を出し、それに一番近い人を優勝とする
- 5位、10位、15位、…に景品を出す「跳び賞」
- レーンごとにチームとして、「優勝チーム賞」
- ブービー賞には優勝の次にいい景品を出す
……など
ここはアイデアの絞りどころです。筆者の場合は普通に点数だけを競いましたが、黙っていて当日に「アッ!」と言わせるのも面白いです。ブービー賞にいい景品が出るとサプライズになりませんか!?
ボウリング場の予約
参加人数と日時がわかれば、ボウリング場を予約します。必要なレーン数も伝えます。
1レーンの人数が多すぎると、なかなか投球順がまわってこなくてリズムが崩れるのと、ゲームに必要な時間が長くなります。1レーン4人までにしておきます。これなら2時間あれば2ゲームできます。
ボウリング場によっては、得点表のプレイヤー欄に名前を入れてくれるサービスがあります。なので、次の作業があります。
参加者のレーン分け(チーム分け)
どのレーンに誰を割り振るか、要するにチーム分けです。
職場のボウリング大会なら、管理職が偏らないようにします。男女比も揃えるとよいです。
また、ふだん一緒に仕事をする機会が少なそうな人同士を同じレーンにすると、話をする機会ができると思います。
得点表の作成
筆者が幹事をしたときは、模造紙に大きな表を書いて、ボウリング場のホワイトボードに張り出しました。
そこまでしなくてもいいと思いますが、Excel で参加者名、1ゲーム目の点数、2ゲーム目の点数、加点用のハンディキャップ、合計点…を各列にした表を作っておいて、印刷して持っていきます。
このとき、点数はゲーム終了時に手書きで書いて、電卓で計算するのですが、ボウリング場にノートパソコンを持っていけるなら、印刷しなくても、Excel で点数を入力すれば合計を自動計算できるので楽です。
景品の買い出し
筆者が幹事をしたときは景品を用意しなかったのですが、ルールのところで書いたように、景品があったほうがいい場合もあります。
どんな景品が合うのかは、参加者の年齢層、男女比、予算などによって変わってきますから、ここで具体例を挙げるのは難しいのですが、景品選びの考え方をご紹介しましょう。
- 食事券のように使ったらなくなるもの
- 買おうとは思わないが、あったら便利な(うれしい)もの
- 全員に行き渡る参加賞
- 移動手段が車以外の場合はかさばらないもの
ちょっと抽象的でわかりにくいかもしれないですね。ここで大事なことは、必ず異性の意見を取り入れることです。男性目線で選んだ物だと、女性にはもらっても嬉しくない場合がありえます。
ボウリング大会当日の進め方
準備がしっかりできていれば、あとはみんなにボールを投げてもらうだけです。
大会当日の幹事のすることもリストアップしてみます。
- ボウリング場への連絡
- 開会式の司会進行
- 点数集計
- 閉会式の司会進行
ボウリング場への連絡
これは、最初にボウリング場へ行って、予約者である旨を伝えます。上に書いたプレイヤー名を入れてくれるサービスがあるなら、レーン分けしたものを伝えます。
参加者が到着したら、どのレーンを借りたのかを伝えます。
開会式の司会進行
「司会進行」というと、うまくしゃべらないといけないと思うかもしれませんが、そんなことありません。
「本日はお忙しい中、○○部のボウリング大会へのご参加ありがとうございました。それではここで開会の言葉を○○部長にお願いいたします」
…と言って、参加者の中で一番偉い人に開会の挨拶を振ってしまえばいいです。きっとうまく挨拶してくれますよ。上司に挨拶を振ることで上司の顔も立ちます。
ただ、上司といえど、いきなり挨拶を振られても困りますから、事前に頼んでおきましょう。
このとき、ボウリング場との調整の上で始球式をしてもいいですね。
上では職場での例を紹介しました。サークルの場合は上下関係がないと思いますから、開会の言葉を依頼する必要はないでしょう。
ただ、ボウリング場は静かではないので、大きな声で話すことは幹事として必要と思いました。
開会の挨拶が済んだら、ゲームスタートです。
点数集計
1レーン4人なら、40~50分で1ゲームが終わります。同じレーンで続けてプレイするなら、2ゲームの合計点を出せるようになっているはずです。
ゲーム終了時に点数を印字してくれるサービスがあると思いますから、それを集めて点数を集計します。ハンデの加点があればそれも足します。
順位を決めるのであれば、景品の数に応じて各賞を決めます。
閉会式の司会進行
閉会式ですることは2つあります。
1つ目は各賞の発表です。優勝、準優勝、3位、ブービー賞などお好みで。ここは上の「ルール」の項目で決めた内容にしたがって進めてくださいね。
2つ目は締めの挨拶です。これも職場の場合は偉い人に振ってしまいます。
「皆さん、お疲れ様でした。最後に締めの言葉を○○課長にお願いいたします」
開会の挨拶が参加者で一番偉い人だったので、締めの挨拶は2番目に偉い人にお願いしましょう。
締めの挨拶が終われば幹事の仕事は終了です。貸し靴とボールを返却したのを確認し、ボウリング場にゲーム代を支払います。
職場によっては会社名で領収書をもらうように言われるかもしれません。これは事前に直属の上長に聞いておくとよいです。
まとめ
いかがでしたか。
歓迎会や送別会といった飲食系の企画と違うのは、当日より事前準備の割合が高いということです。
事前準備といっても飲食系と違うのはレーン分けと得点表の作成くらいで、当日は挨拶も上司に任せて、あとは参加者がボールを投げてピンを倒してくれます。
ルールに合わせた景品の買い出しがあると、そこの事前準備が必要です。ルールに凝ると負担が増えますから、そこは落とし所を決めておきましょう。
ストライクやスペアが出ればそのレーンで自動的に盛り上がってくれます。
ただし、盛り上がりすぎてボウリング場や他のレーンのお客さんの迷惑にはならないよう、節度を持って楽しみましょうね。
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