アロマに興味があって、虫が嫌いという方はいますか?
とくに女性であればその傾向は強いかもしれませんね。家の水回りに現れる黒いヤツ(G)が苦手なのは当然としても、バッタやカマキリの類いが苦手な方は少なくないでしょう。
参考記事 ⇒ ゴキブリを駆除するホウ酸団子の作り方
また、薄着の季節に蚊に腕や脚を刺されたりすると、かゆいだけじゃなく、刺された痕が赤くなったり、ぷくっと膨れたりして見た目もよくありません。
だったら、虫除けスプレーを散布することになるかと思いますが、化学薬品を肌に付けるのと、いかにも殺虫剤な臭いがイヤで抵抗を感じるかもしれません。
そんな方に朗報です。
ゼラニウムの花の香り(アロマ)に虫除け効果があることを知っていますか?
アロマオイルを使った手作り虫除けスプレーがありますので、以下でこれを紹介しようと思います。
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虫除けスプレーの作り方
後で説明しますが、ゼラニウムを始めとする、ある種の植物は虫の嫌がる匂いを出すため、虫除け効果があるとされます。
作り方の説明です。
薬局などで無水エタノールと精製水を入手します。
無水エタノール 5ml に、ゼラニウム、シトロネラ、ラベンダー、レモングラスなどのアロマオイルをお好みで合わせて10~15滴ほど入れて混ぜます。
エタノールを使うのは、アロマオイルをよく溶かすための溶媒です。そして、精製水を 45ml 入れ、合わせて 50ml とします。
これで完成です。
使い勝手をよくするために、スプレー容器に入れます。内容成分の劣化を避けるため、ガラス容器がベターですが、100円ショップのコスメコーナーに売っているプラスチックのスプレー容器で十分でしょう。
動画がありますので、参考にどうぞ。
必要なものの準備
作り方
ちなみに、ゼラニウムのアロマオイルのお値段の目安はこちら↓です。
生活の木 アロマオイル ゼラニウム3ml生活の木 アロマオイル ゼラニウ… |
使用する前には必ず振ってから散布します。
使用上の注意点
アロマは香りを楽しむものですが、やはり個人ごとの好みがありますので、匂いが合わないときは使用をやめます。虫除けができても、匂いが合わなくて気分が悪くなってしまったら本末転倒です。
そして、化学薬品ではなく天然のものですので、概ね3週間で使いきるようにします。防腐剤が入っていないということは、変質したり腐敗する恐れがあります。残ってしまった場合はもったいないと思っても捨ててしまいましょう。
あと、3歳以下の乳幼児には直接肌にスプレーしない。何か身につけるもの、バンダナなどにスプレーして使用します。
まとめると、
- 匂いが合わないときは使わない
- 3週間で使い切る
- 3歳以下の乳幼児には直接スプレーしない
なぜゼラニウムが虫除けに効果があるか
アロマの先進国、ヨーロッパでは窓際にゼラニウムなどの鉢植えを置く習慣があります。日本にはアルミサッシに網戸という、風だけを通して虫を通さない便利なものがありますが、ヨーロッパの家に網戸というイメージはないですよね(笑
寒い季節を除いて窓を開けて外気を取り入れるそうで、これは虫にとってはその間ずっとウェルカム状態です。
そこで、ゼラニウムの鉢植えを窓際に置くことで、虫除けにしていました。
ヨーロッパの習慣なのはわかりました。
では、「なぜ?」の疑問にお答えしましょう。
少し難しい話になりますが、ゼラニウムの発する匂いにはシトロネロールという物質を含みます。これは植物が合成する天然の有機化合物で、香水や防虫剤に使われます。
……そう、しっかりと「防虫剤」という用途がありますね!
このシトロネロールを含む植物が、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウム、ユーカリ、ラベンダーといったものになります。
まとめ
ゼラニウムなどの植物のアロマオイルを使った虫除けスプレーの作り方について説明しました。作り方をもう一度おさらいしておきましょう。
- 無水エタノール 5mlを準備
- エタノールにゼラニウムなどのアロマオイルを計10~15滴ほど滴下
- 精製水 45ml を加えてスプレー容器に入れる
これで完成です。
注意点は、匂いが合わないときは使わない、早めに使う、乳幼児には直接散布しないでした。
アロマに興味があって虫が嫌いな方は、オリジナルの虫除けスプレーにチャレンジしてみてくださいね。
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