紫外線アレルギーをご存知ですか?
紫外線にさらされた部分に赤い発疹が出て、痒みも伴うアレルギー症状です。
女優の北川景子さんがこの病気を公表していますね。
紫外線アレルギーは、一度発症すると完治するのは難しいと聞きますが、有効な薬はあるのでしょうか?
紫外線アレルギーの原因と治療法について記事にしたいと思います。
スポンサーリンク
紫外線アレルギーとはどんな症状?原因は?
紫外線(日光)アレルギーは、日光過敏症や日光性皮膚炎と呼ぶこともあります。
紫外線アレルギーは、紫外線が当たった部分にブツブツした発疹や水ぶくれ・かゆみなどの症状が出ます。
膠原病(こうげんびょう)などが原因で。紫外線アレルギーが出る可能性もあります。
発疹がでる要因は他にもあるので、医療機関で検査してもらわないと何が原因なのかわかりませんが、このような症状が出たら紫外線アレルギーかもしれませんので一度受診してみましょう。
紫外線アレルギーの原因には、外因性と内因性があります。
外因性は、薬剤などが原因となるもので光線過敏型薬疹と言います。
これは、服用した薬剤が原因になる皮膚疾患で、薬を飲んだ時点では症状はまだ表れませんが、普通量の紫外線で顔や首・腕に発疹が表れます。ひどくなると水ぶくれが出来る場合もあります。
光線過敏型薬疹を発症しやすい薬剤は、抗うつ剤や血圧降下薬、抗生物質や化膿止めなどが代表的ですが、その他に日焼け止めや湿布・化粧品・食品などでもこの症状が出る事があります。
内因性は、多形日光疹(たけいにっこうしん)と慢性光線性皮膚炎があります。
元々、代謝疾患や遺伝性の疾患がある事が原因になります。
多形日光疹は、日頃日光にあたる事が少ない人や女性に多いようです。
腕や手の甲に紫外線があたると発疹がでます。薬や食べ物に紫外線に反応する光感作物質が含まれている時に、皮膚に炎症が起こります。
慢性光線性皮膚炎は、中年男性に多く見られます。
紫外線をあびたらすぐに発症します。光に当たった場所が非常に痒くなりますが、早い時は10分ほどで長くても2時間ほど日陰に居ると症状は消えます。
ただし、体の広範囲に蕁麻疹(じんましん)が出てしまったら、吐き気や頭痛を伴う事もあります。最もひどい症状の場合は、衣服を透して炎症が起こる場合もあります。
紫外線は、太陽の光だけではなく、溶接などの光にも紫外線が含まれているので日光に当たっていなくても溶接現場で同じ症状が出る事もあります。
紫外線アレルギーも、花粉症の様に直前まで全然症状が出てなくても、突然発症します。
薬で治療できるの?
残念ながら完治に至るような有効な治療法は今のところありません。
紫外線アレルギーの治療には、原因である紫外線から皮膚を守る事は言うまでもありませんが、薬などが影響する場合は、その使用を止める必要があります。
但し、必要な薬剤の服用を止めて病気の治療の妨げになるような事になってはいけませんので、薬の使用中止は医師の判断も必要になります。
アレルギーには、予防薬として抗アレルギー剤の服用や、すでに発症した症状には痒みや炎症を抑える薬が投与されます。
症状が軽い場合は非ステロイド剤の塗り薬が処方されます。
症状がもっと重い時には、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤配合の塗り薬を処方されると思います。
ステロイド剤の副作用は大丈夫?
ステロイド剤を塗った場合は、一時的に湿疹は消えますが、完治する物ではないので、塗らなければ湿疹が再発するかもしれません。
長期間使用するとステロイドの副作用の心配も出てきます。
ステロイド剤の副作用には、赤ら顔になる、顔がむくんでパンパンになるなどの他、体のホルモンバランスが崩れて、深刻な副作用を招く恐れがあります。
また、アレルギー薬は、口の渇き・眠気・だるさなどの副作用があります。いずれの薬剤もまったく副作用の無いものはありません。
治療するはずの薬でアレルギーを引き起こす事もあります。
このような薬を使用する時は病院を受診して、医師に処方箋を出してもらいましょう。知識のないまま市販の薬を使わない事が、副作用を少なくする事になります。
薬を使わないで改善する方法はあるか?
前述したように、紫外線アレルギーは完治するのは非常に難しい病気です。
しかし、症状の予防としてサングラスや帽子・日傘・肌を露出しない服・日焼け止めなどで日光をさえぎるようにする事は出来ます。
日焼け止めには、紫外線吸収剤配合のものと紫外線散乱剤配合のものがあります。
紫外線吸収剤配合は、紫外線を吸収し熱に変換して外に放出します、このため肌へ負担がかかります。
紫外線散乱剤配合は、紫外線を散乱させて肌を守ります。
原料に自然の物を使用している事もあり、肌への負担は少ないのですが、汗で流れやすいと言う欠点があるので、塗り直しの必要があります。
紫外線散乱剤配合の日焼け止め、エコーレア 新
エコーレア 新・肌にやさしい日やけ止め 30ml SPF24 PA++[エコーレア 紫外線対策… |
ギブ&ギブ UV AアンドBプラスC 日焼け止めローション
紫外線吸収剤配合をシラソーマでコーティングしているので、吸収剤が肌に直接触れる事が無く、肌に優しい日焼け止めです。
Give&Give(ギブアンドギブ)日焼け止めローションUV AアンドBプラスC 35ml[日焼け止め]ノンケミカルより肌に優しいから赤ちゃんにも♪ |
超敏感肌の人や赤ちゃんには、上記のような日焼け止めがお勧めです。
症状が出てしまったら、日陰で休息して水や冷却材などで冷やしましょう。食事療法として、ビタミンB群及びC群などの栄養を普段から食事に取り入れましょう。
【関連記事】
紫外線への対策!髪と顔をケアしよう。オススメのグッズを紹介します
まとめ
紫外線は生活している限り避ける事が出来ません。
紫外線アレルギーは、体に蓄積した紫外線が許容量を超えて発症します。
アメリカやオーストラリアなどでは、子供のころから日焼け止めを塗って予防するそうです。
昔は、真夏は子供が真っ黒になって遊んでいるのが普通でしたが、紫外線アレルギーや熱中症を騒がれるようになり、子供の体質も変わってきています。
子供の頃からケアをして、紫外線アレルギーを発症しないように気を付けたいですね。
スポンサーリンク
コメント