黄砂予報を洗濯に活かす！注意する時期と黄色くなった時の対策

近年、黄砂（こうさ）が騒がれるようになりましたね。

実際、関西に住む私は何度も目にしたことがありますが、皆さんはどうでしょうか？

私の住む地域は、山も近く冬の雨上がりなどは山のてっぺんまで見える事があります。ところが、春先になると黄色の粉塵で山がすっかり消えてしまう事があります。

これが「黄砂」ですね。

2010年の３月に東京でも黄砂が発生したので記憶に残っている人もあるのではありませんか。

このような黄砂が発生した時、あなたは洗濯物をどうしていますか？

そもそも「黄砂」って何なんでしょう？

黄砂って何？いつ頃発生するの？

黄砂＝PM2.5と勘違いしている人が多いんじゃないでしょうか？

黄砂は、中国の黄土高原やゴビ砂漠・タクラマカン砂漠などの砂漠や周辺の乾燥地帯の砂が強風を伴った砂嵐により、上空に巻き上げられ気流に乗って広範囲まで飛んでくる砂です。

日本で黄砂が多く発生する時期は、2月～5月が最も多く全体の90％を占めています。その他の季節はほとんど観測されていませんが、上空の遥か上では薄い黄砂が観られるようです。

一方で、PM2.5は本来は微粒子物質の測定基準量の大きさの事を言いますが、濃度が高いほど、呼吸器疾患や心臓病による死亡率が高くなります。

すなわち、PM10や浮遊粒子状物質(大気中に浮遊する物質は通常PM6.5~7.0)より粒子の小さいPM2.5は健康被害が大きいと言う事になります。

PM2.5は、非常に粒子が細かいので肺の細胞に入り込みやすく、炎症や血液中に混入する恐れなどが指摘されています。

黄砂がPM2.5の汚染物質を一緒に運んでくると健康被害が一層深刻になってきます。

その為の対策は、このような汚染物質を体内に取り込まないようにする事です。

気象庁では、黄砂注意報を出しています。

6時間ごとの黄砂の予測をしていますので、なるべくこの時間帯は外出を避けて、洗濯物は外に干さないようにしましょう。

どうしても、部屋干しが嫌で外干したい時は洗濯物ガードを使ってみて下さい。黄砂対策や花粉対策・急な雨除け用に市販している物です。

ランドリーポンチョ

黄砂の発生時期と花粉の飛来時期が重なる事もあり、洗濯物を部屋の中に干す事が多くなり、気分も滅入りますが、外干しして洗濯物が砂だらけになってしまうよりマシと割り切った方が良いと思います。

部屋干しには、「部屋干し用」の洗剤や柔軟剤を使うと部屋干しのかび臭さや生乾きの匂いを抑えてくれるので、ぜひこちらを使ってください。

乾燥機の利用も有効ですが、乾燥機が無い場合は、脱水時間を少し長めに設定します。設定が変えられない場合は、手動でもう一度脱水する。

脱水時間が長いとしわになる物もあるのでそこは注意してくださいね。(#^^#)

……などの工夫をすると通常より早く乾きます。

柔軟剤は黄砂や花粉を衣類に付きにくくするので、利用しましょう。

洗濯物が黄砂で黄色くなってしまった場合は、静かにポリ袋に入れてから部屋に持ち込んで洗い直しをして砂を落とします。

また、部屋干しが続いて衣類が黄ばむのは、しっかり乾燥できていないのにタンスに直してしまったり、皮脂汚れがしっかり取れていない場合です。

このような場合は、過炭酸ナトリウム（酸素系漂白剤）で洗濯してください。この酸素系漂白剤は、１個あると色々な用途に使えますのであると便利な漂白剤です。

北京を襲った黄砂

黄砂は人体にとっても有害な物です。

気象庁の予報は毎日更新して、４日先の分まで知らせています。黄砂が飛んでいる時は、外出を控えるか花粉対策と同じようにマスクを着用しましょう。

粒子が細かい黄砂やPM2.5の汚染物質は肺に入り込みやすく、重症化する恐れもあります。外出から帰ったら玄関の外で砂をはらい、家の中に持ち込まないようにします。

この時期洗濯物は、部屋干ししましょう。

換気扇を24時間付けておくのも良いでしょう。部屋干しすると部屋に湿気が出来て、黄砂が畳に降りてきます。その時に雑巾がけをしてから、掃除機をかけると黄砂を効率よく掃除する事が出来ます。(#^^#)