沈丁花(ジンチョウゲ)の育て方。植え替え注意と挿し木がミソ!

生活の知恵

3月から4月にかけて花が咲く沈丁花(ジンチョウゲ)

沈丁花

手まりのように咲く花弁と、甘い香りがすることでガーデニングを趣味とする方にも人気の高い花ですね。

名前の由来は、香木の沈香のような香りがあり、丁字(チョウジノキ)に似た花をつけるからだそうです。花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」(Wikipediaより)

 

原産地は中国で、日本に渡ってきたのは室町時代と言われています。香りが強いので、お酒の席では「禁花」だとか(^^ゞ

栽培にチャレンジする方も多いみたいですが、植え替えや水やりに失敗して枯らしてしまう人も少なくないらしいです(>_<。) しかし、栽培が難しい分、花を咲かせたときの嬉しさは格別です!

桜ほどではないかもしれませんが、春の訪れを感じさせてくれる沈丁花の育て方についてまとめてみましたのでご覧ください。


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まず植え替えについて

沈丁花は根が細く、傷つきやすいです。植え替えのときに根を乱暴に扱ってしまうと、根付かずに枯れてしまうことがあります。根を傷めないように注意しましょう。沈丁花の植え替えは非常に難しく、プロの植木屋さんでも成功させるのは難しいとか(;´Д`)

 

鉢植えの場合、大きく育ってアンバランスになったら植え替えます。時期は、花が咲いた後の3月下旬から4月、そして9月下旬から10月が適しています。連作障害が起こらないように、移植後には新しい用土(赤玉土 7:腐葉土 3) を使って植え替えます。

地植えの場合は植え替える必要はありませんが、最初に水はけの良い場所を選んで植えるようにします。大株に育った沈丁花を植え替えてしまうと枯れてしまうことが多いです。

 

なので、最初から地植えで栽培し、大きく育った頃を見越して植える場所を選びましょう。常に日陰になる場所や、強い西日が当たる場所は避け、半日陰かやわらかく陽が当たり、寒風が当たらず、水はけの良い場所がおすすめです。最初にどこで栽培するかが非常に大事です!

 

次に水やり

値が細くて、地中深くに伸びないので、乾燥に注意します。とくに暑くなる夏期に乾燥させないように、水を十分に与えます。そのほかの季節には、とくに水を注意して与える必要はないです。

肥料は油かすと骨粉を2月と9月に与えます。

沈丁花イラスト

 

繁殖は挿し木で

上で書きましたように、沈丁花は突然枯れてしまったり、植え替えで失敗することがありますので、挿し木で「予備」を作っておきましょう。沈丁花は挿し木に適した植物です。

挿し木の時期は開花後の4月と、梅雨明けの7月が良いとされます。新しい枝を10センチくらいのところで、葉が数枚付いた状態で切り取ります。

切り取ったところをナイフで斜めに切り、吸水しやすくします。切り口に発根剤をつけ、赤玉土に挿し、たっぷりと水を与えます。乾燥させないようにこまめに水を与えます。根が出たら植え替えますが、鉢植えか地植えか、陽当たり、水はけをよく考えて、植え替えをしなくてもいいようにしましょう。植え替えの際には根を傷めないよう細心の注意を!

 

まとめ

沈丁花の育て方についてまとめました。

  • 植え替えに失敗すると枯れることが多い。植え替えしなくていいよう、最初に決める。
  • 根が付くまでと夏場は乾燥に注意。
  • 常に日陰や、逆に強い西日の当たる場所は避ける。
  • 挿し木で増やすのがおすすめ。植え替えに失敗した際に備えて「予備」を作っておく。

 

春にはみなさんの庭で立派な沈丁花の花が咲くといいですね♪


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