カレンダーや歴(こよみ)で見かける処暑(しょしょ)。見たことある方はたくさんいると思いますが、どんな意味を示す言葉なのか、わからない人も多いはずですよね。
もし子供に聞かれたとき、親として正しく答えたいですよね。意味を理解して聞かれたとき、困らないように今回を機に知っておきましょう。
今回は処暑について詳しくご紹介していきます。どうぞお付き合いください。
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処暑の意味は?年によって変わるの?
「処暑」は「処」=とどまるという意味で、暑さがとどまるという意味になります。
処暑とはいつのことを指すのでしょう。また、毎年同じじゃなくて年によって処暑の日は変わるのでしょうか。詳しくご説明していきます。
処暑とはいつ?
処暑は、二十四節気の一つ。14番目にあたる8月の後半を指します。二十四節気とは、一年を季節ごとに二十四等分したものです。
また処暑は、夏の終わりを示します。処暑の頃にだんだん暑さが和らぐとされています。この時期から台風のシーズンに入っていきます。
立秋から15日後で、8月23日くらいから15日間の間および、その初日を指します。
2017年は8月23日です。
年によって変わるの?
二十四節気は年が変われば日付も変わったりするみたいですが、2023年まで8月23日が処暑になります。過去の処暑を調べたところ、1992年から8月23日が処暑でした。
処暑の頃の旬な食べ物は?
処暑は秋目前の季節になります。秋といえば秋刀魚(さんま)。処暑になってくると秋刀魚が美味しく食べられる時期になってきます。
その他にも、なす・オクラ・きのこ・リンゴ・なし・ブドウ・イチジク・モモ・太刀魚・かんぱちなどがあげられます。
こう見るとやはり秋の味覚が多い気がしますね。処暑は秋の入り口のようなものなのでしょうかね。いくつかの食材を紹介します。
秋刀魚
秋刀魚は、悪玉コレステロールの低下作用があり、脳細胞を活性化させてくれ、頭の回転を良くすると言われております。
さらに、旬の秋刀魚は脂がたくさんのっており、栄養もたくさんつまっていますので、まだ少し暑さの残っている処暑にうってつけの食材と言えるでしょう。
秋刀魚は、大根おろしとの相性が抜群によくて、一緒に食べると夏弱りがちな胃を助けてくれる役割をしてくれます。
なす
この時期になすも旬を迎えます。なすは水分を多く含むので体を冷やすのに効果があると言われています。
まだ残暑が残っている処暑に食べるとよさそうですね。
また、涼しくなってきたらお味噌汁に入れたり、カレーに入れたり、そのまま焼いて醤油で美味しくいただいたら体も温まるのではないでしょうか。
梨
処暑がきたら梨の季節がやってくることを知らせてくれます。梨は食物繊維を多く含みます。甘みがありしゃりしゃりとした食感ほどよい水分。
まだ残暑が続く処暑の時に食べれば熱を出し、のども潤うでしょう。この季節にぴったりの果物と言えるでしょう。
まだたくさんの旬な食べ物がありますが三つ紹介しました。ぜひ皆さん今年の処暑は旬な食べ物を食べて乗り切りましょう!
台風シーズンの始まり!
処暑は、立春から数えて210日目である二百十日と、立春から数えて220日目である二百二十日とともに台風が起こりやすい台風特異日とされています。
立春から210日目(9月1日ごろ)、立春から220日目(9月11日ごろ)とともに台風特異日と言われています。台風に備えていろいろと準備しておくといいかも知れませんね。
備えあれば憂いなしとも言いますし、カレンダーで処暑を見つけたら台風対策を考えておくのもいいかもしれませんね。
簡単な台風対策を挙げてみました。
- 随時情報が入ってくるようにしておく
- 無駄な外出は控える
- 外やベランダにあるものを中に入れていく
- 停電・断水に備えて物資をそろえておく
まとめ
カレンダーでふと目にとめた処暑。意味がわかってるのとわかってないのじゃ感じ方がちがいますよね。もう意味も旬な食材もわかったので子供に聞かれても堂々答えられますね。
カレンダーで処暑を見つけたら台風の季節が来る!秋がくる!徐々に涼しくなってくる!と思うようになりますね。
今年の処暑は今までと少し違う意識でむかえましょう!!
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