パスタのレンジ用容器の使い方!おすすめ商品と3つのコツを紹介

食べ物

電子レンジでパスタをゆでる容器って、使ったことありますか?

麺好きの私としては興味があったのですが、ネットでの評判や amazon のレビューを見ると、「麺がくっついてしまった」とか、「麺がねちょねちょになってしまった」というのを見て、イマイチ使いたいと思いませんでした。

鍋でゆでると麺の具合を見ながらゆで時間を調整することができますが、レンジだとセットした調理時間は麺の状態を見られません。ゆですぎてぶよぶよになった麺にガマンができないことも、使ってこなかった理由の一つでした。

 

ところが、電子レンジを新調したのをキッカケに、パスタをゆでる容器を使ってみようと思い、評判のよさそうなものをリサーチして購入しました。

そして、使ってみて最初の1回目から失敗せずにうまくできたので、それを記事にしたいと思います。どうぞお付き合いください。


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レンジでパスタをゆでる容器に何を選んだか?

レンジでパスタをゆでる容器は100円ショップのものから1000円近くするものまで、いろいろあります。

私は道具の選び方も失敗を少なくする要因になると考えているので、いろいろな商品の amazon でのレビューを参考にしました。

ただ……上に書いたように、ゆであがりがねちょねちょになるとか、麺がくっついて固まるというレビューを見かけると、失敗のリスクがありそうと考えて選びませんでした。

吹きこぼれるのもレンジの掃除が面倒くさいので、選びませんでした。(しかしこれはレビューした人の使い方が間違っていたようです)

 

結果として選んだのは、いい評価のレビューの割合が多く、かつ悪い評価の少なかった「エビス 絶品レンジでパスタ」という商品でした。

 

フタの中央が山のように盛り上がっていて、ここからゆで汁が火山のように噴き出して容器に戻ることから、ヴォルケーノ(火山)構造と呼んでいるそうです。このユニークな構造も面白いと思いました。

選ぶ決め手となったのは、「絶品」という商品名に惹かれたのではなく、レンジであたためる時間とパスタのゆでる時間を同じにできる、という点でした。その理由は次の「熱湯から始める」ということです。

 

水ではなく熱湯から始めるとよい

他の容器は水とパスタを入れ、ゆで時間のプラス5分程度をセットするのですが、この「プラス5分」はゆで時間12分のパスタを基準にしたものとなっています

私がよく食べる細麺の5分でゆであがるパスタに「プラス5分」を適用すると、ゆですぎになってしまい、ぶよぶよになります。

 

この「プラス5分」は水が沸騰するまでの時間を見ていると思うのですが、水の温度は夏と冬で違いますよね? 当然、沸騰するまでの時間も季節によって変わってきます。すると、沸騰後のゆで時間も変わるわけで、ゆであがりが季節によって安定しないかもしれません。

熱湯から始めることによって、レンジの加熱時間とゆでる時間を同じにでき、最適なゆであがりを実現できます。

 

レンジでパスタをゆでるという機能自体は変わりませんので、他の容器でも熱湯から始めれば「プラス5分」が不要になるかもしれません。私は他の容器は持っていませんので、そこは皆さんで実験してみてくださいね(^_^;)

 

レンジでパスタを失敗なくゆでるコツ

では、「エビス 絶品レンジでパスタ」を使って、失敗なくゆでるコツを説明したいと思います。

まず、湯を沸かします。先ほど触れたように、他の容器が水から始めるのと違い、この容器は熱湯を使います。使う熱湯の量は写真よりもっと少なくて済むのですが、残った湯でレトルトのソースを温めるので、その分多めに沸かしておきます。

 

湯を沸かしている間にパスタを計ります。フタの穴が100g分の一人前になっています。

 

先に熱湯を容器に入れます。必ず熱湯が先です。パスタは5分でゆであがる細麺なので、5分パスタの1人前の線になりますが、ゆで汁をパスタが吸うことを加味して、少しだけ多めに熱湯を入れました

 

熱湯の後でパスタを入れます。この、熱湯→パスタ の順序が大事です。パスタを先に入れて熱湯を容器の線に合わせても、ゆでるのに必要な熱湯が足りないからです。湯の量が足りないとパスタが固くなってしまいます。

 

フタをしてレンジに入れて、ゆで時間の5分にセットします(600Wの場合、500Wはプラス1分)。他の容器ではフタをしないでレンジに入れないと吹きこぼれて大変なことになりますが、この容器はフタをしなければいけません

2分くらいすると、中央の穴からゆで汁が3cmほど噴き出してきて、火山が噴火しているように見えます。吹きこぼれてレンジの底が水びたしになることはありません。

 

レンジでゆでている間に、レトルトのソースを温めておきます。このキユーピーのソースはパッケージを見ると、あたためる必要はないと書いてあるのですが、ソースも温かい方がいいので煮込んでみました。

 

5分経ってゆであがったところ。ゆで汁が残っていたら湯切りしておきます。鍋でゆでたときと比べると、麺がうにょうにょと蛇行していると思います。鍋でゆでるともう少しピンとしていたような…

写真だとわかりにくいかもしれませんが、麺がくっつくことはありませんでした。

 

温めておいたソースを掛けたところ。見た目の麺のうにょうにょ感に差があるように見えましたが、鍋でゆでたとき比べて味が落ちているという印象はなかったです。(逆に、「絶品」という商品名のうたい文句は盛りすぎな気もしますが…)

 

以上で、失敗なくレンジでパスタをゆでるコツを紹介しました。説明書通りで失敗なくできるのですが、要点をまとめておきます。大事なのは熱湯の量加減です。量が少ないと麺がくっつきます。

 

  • 熱湯を少しだけ多めに入れる
  • パスタは熱湯の後で入れる
  • レンジの時間はパスタのゆで時間と同じにする

 

 

レンジでゆでる電気代は? ガスより安い?

パスタをゆでるのにレンジを使うか、ガスを使うか、どちらの光熱費が安いでしょうか?

 

まず、ガス代を計算してみましょう。

パスタ1人前をゆでるのに必要な水を 2L とします。20℃の水を100℃まで沸騰させるのに必要なガス代を、エネチェンジを参考に計算します。1立方メートルあたりの熱量を 10750kcal、効率80%、ガス代を151.74円とすると、

2[L] × (100 – 20)[℃] ÷ (10750[kcal] × 0.80[効率]) × 151.74[円] = 2.82 [円]

となります。

これに加えて、5分間パスタをゆでるためのガスが必要ですが、上のように単純に熱量の計算に落とすのは難しそうです。

 

ここで大雑把ですが、次のように考えます。湯を沸かすのに仮に10分かかったとします。同じ火力で5分間ゆで続けたとすると、上の計算を引用して、

2.82[円] × 0.50 = 1.41 [円]

なので、これらを合計すると 4.23 円になります。

 

次に電子レンジの電気代です。

私の家にある電子レンジの消費電力は 1350W です。これを5分間動かし、1kWh あたりの電気代を 27円とすると、

1.35[kW] × 5/60[h] × 27[円/kWh] = 3.04 [円]

となります。

最初に必要な熱湯 0.5L を沸騰させるのに必要なガス代は 2L の 1/4 なので、

2.82[円] × (1/4) = 0.705 [円]

なので、これらを合計すると 3.75 円になります。5分のパスタなら 0.5 円程度ですが、電気代の方が安そうです。

 

一方で、ゆで時間12分のパスタで同じように計算すると、電気代が 8.00円、ガス代が 6.20円となるため、ガス代の方が安くなりそうです。

 

まとめ

レンジでパスタをゆでる容器で失敗なくゆでるコツについて記事にしました。

パスタをアルデンテで仕上げるためには、ゆで時間がシビアになってきます。水から容器でゆでるタイプはお手軽かもしれませんが、沸騰してからのゆで時間を制御するのが難しいと思いますので、私はおすすめしません。

湯を沸かすのは面倒でも、熱湯から始めることをおすすめします。電子レンジのタイマーを利用することで、ゆで時間を制御することができます。

電子レンジでパスタをゆでるのはコツさえつかめば簡単です。麺好きな方には、ちょっと小腹が空いたときに手軽に作れますので、ぜひ試してみてくださいね。


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