東京都府中市にある、大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)のくらやみ祭りをご存知ですか?毎年ゴールデンウィークには70万人の見物人が訪れる、地元ではかなり有名なお祭りのようです。
くらやみ祭りは、千数百年の歴史があり時代が変わってもその祭事は変わることなく伝統として受け継がれています。
また、このくらやみ祭りは、東京都の指定無形民俗文化財「武蔵府中くらやみ祭」となっています。
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くらやみ祭りの日程はいつ?
くらやみ祭りは毎年4月30日から5月6日の期間に行われますが、主な礼大祭は5月3日(火)から6日(金)になります。
この3日から6日までの期間は、交通規制がされ周辺道路は混雑が予想されます。
くらやみ祭りとはどんなお祭り?由来は?
大國魂神社の礼大祭は、古くから神聖な御霊(みたま)がみこしに移られるところを人目に触れてはならない、また尊いものを見る事は許されないという儀礼から、暗闇で行うべきであると言う神事の伝統が現在まで受け継がれています。
しかし、江戸時代になったら現在のような祭事の形になり、時間帯も時代と共に変化していき、2003年からは午後6時渡御(とぎょ)開始(みこしの出陣)と改められました。
かつては暗闇の中で行われていた神事も、多くの提灯が飾られるようになり「ちょうちん祭」とも、みこしが出会う事から「出会い祭」とも呼ばれるようです。
祭りの出し物と見所は?
それでは、祭の出し物と見所を紹介しましょう。
5月3日
- 午後6時~8時
- 山車(だし)の競演 けやき並木に山車が8台出て競います。
- 午後8時
- 競馬式(こまくらべ)
※旧甲州街道を6頭の馬が150mの距離を3往復します。
- 競馬式(こまくらべ)
5月4日
- 午前9時~
- 御綱祭(みつなまつり)
※おみこしに飾りの綱を掛けてお祓いする祭典。
- 御綱祭(みつなまつり)
- 午後12時30分~2時
- 万灯(まんどう)大会
- 午後1時30分~
- 子供みこし
※子供みこし約20基が参道からけやき並木をねりあるく。
- 子供みこし
- 午後5時~6時
- 太鼓の競演
※日本最大級の大太鼓が神社の大鳥居の前に揃う。
- 太鼓の競演
- 午後6時~9時
- 山車の巡行
※大鳥居前の旧甲州街道とけやき並木を中心に、24台の山車がお囃子を鳴らしながら巡行します。
- 山車の巡行
5月5日
- 午後6時~9時
- みこし渡御
※6張の大太鼓が先導して、大國魂神社本殿から御旅所(おたびしょ)へ
- みこし渡御
5月6日
- 午後4時~8時
- みこし還御(かんぎょ)
※御旅所から各町内を回り、大國魂神社の参道を通って本殿へ
- みこし還御(かんぎょ)
屋台の楽しみ方は?
5月3日から5日には、約500店舗の屋台が所狭しと並びます。
もちろん、6日にも屋台は出ていますが、数がかなり減ってしまうようです。屋台は午前9時頃から午後10時頃まで出店しています。
お祭りには、屋台!……私もお祭りそっちのけで屋台回りしたいところなのですが、うちの旦那様は屋台が今ひとつ好きではないので、いつも素通りされてしまいます。でも、これだけ並んでいたら素通りも出来ませんよね。
大植木市も開催され、これを目当てに訪れる人も多いようです。また、ここにはお化け屋敷も出店されるようです。
私の地元の市民祭りにも、昔はお化け屋敷があったのですが、最近は規模が縮小されて見なくなりました。でも、怖いから私は絶対入りませんが・・・(;^_^A
大國魂神社(東京・府中市)例大祭 くらやみ祭 神輿渡御 2015.5.5
まとめ
今回、府中市のくらやみ祭りについて調べてみましたが、正直なところこの記事を書く事になって初めて「くらやみ祭」を知りました。
関西では、阪神大震災後お祭りはかなり自粛されてしまって、こんな大きなお祭りは見なくなりました。
でも、このようなお祭りは神事なので、こういう時代だからこそ伝統は大事にしたいものです。
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