十三参りは京都嵐山の法輪寺が有名です。旧暦の3月13日前後(法輪寺では3月13日~5月13日)に、13歳になった男女が成人の儀礼として参拝します。
ここに祭られている虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は、無限の知恵と福徳を持ってすべての生物の育成を守護されています。虚空蔵菩薩に祈願して、知恵や幸福を授かる為に参拝する行事です。
この為、十三参りは虚空蔵菩薩が祭られている寺社にお参りします。
虚空蔵法輪寺では、春の十三参りの他、秋の十三参りを10月1日~11月30日に参拝できます。
私は、十三参りに京都までは行きませんでしたが、やはり13歳になった年に母に着物を新しく作ってもらった記憶があります。
子供の頃に作ってもらった可愛らしい着物が、大人の寸法で作ってもらえてとても嬉しかったです。
それでも、私は標準よりかなり小さかったので沢山肩上げしなくていけなっかったのですが・・・(#^^#)
私は法輪寺とは違うお寺ですが、真新しい着物で行った思い出があります。
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祈祷料の相場はどれくらい?
十三参りの祈祷は、本来写経を奉納するという参拝方法に習い、漢字一字を書く一字写経を奉納します。この漢字は、自分が授かりたい物や目指したい事に当たる漢字や思い入れのある漢字を書きます。
この一字写経を本人の身代わりに一定期間祈願してもらえます。祈祷料はこの期間によって違ってきます。
- 1週間の祈祷料 5,000円
- 1か月の祈祷料 7,000円
- 1年間の祈祷料 13,000円
参拝の後、お札とお守り・お供物・知恵の箸を頂いて帰ります。
法輪寺へのアクセスは?
バスで行く場合は京都バス・京都市営バスで「嵐山バス停」下車、西に行くと渡月橋(とげつきょう)が見えてきます。この橋を渡ると法輪寺です。
バス運賃(均一運賃区間)
大人230円、小人120円
市バス・京都バス1日乗車券カード 大人500円、小児250円
1日乗車カードは、均一運賃区間内で1日何回でも乗降ができます。
詳しい有効区間は京都市交通局のサイトを参照してください。
電車で行く場合は、JR嵯峨野線「嵯峨駅」徒歩17分 京福電車「嵐山駅」より徒歩7分 阪急電車「嵐山駅」より徒歩3分です。
法輪寺住所
〒616-0006
京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町
電話: 075-862-0013 FAX:075-861-1830
E-mail: kokuzo@gold.ocn.ne.jp
受付時間:午前9時~午後4時です。
参拝時の服装は何が良い?
昔は、女性の場合は肩上げした着物を着用し、家に帰ったら糸を外すという習わしがあったようですが、今は着物を着る習慣も無く13歳ではまだ成長期のお子さんも多いので、親がわざわざこの時期に着物をあつらえる家も少なくなりました。
その代わりに、お正月に着た晴れ着や学校の制服・お正月に神社などに行く時の服装で参拝する子供が増えています。
ご祈祷を受けるのは子供なので、さほどフォーマルなもので無くてもいいですが、できれば新しい下着や靴下位は身につけさせたいですね。
参拝時に注意することは?
お参りが済んで帰る時には、渡月橋を渡り切るまで、後ろを振り返ってはいけないと言われています。
後ろを振り返ってしまったら、せっかく虚空蔵さまに授けられた知恵が本堂に帰ってしまうという言い伝えがあります。
ですので、参拝前に子供にこの事を教えておく必要があります。
しかし、渡月橋がどこの寺社にもあるわけでは無いので、これは京都だけの言い伝えになりますね。他の寺社では、最後の鳥居をくぐるまでだそうです。(^^)/
(当記事では下記サイト様の画像を借用しました)
京都の史跡・都の色彩~紅葉画像
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まとめ
十三参りは、関西に住む人にとってはよく聞く行事ですが、それ以外の地方ではあまり馴染みのない行事のようですね。
春の時期には嵐山の桜も綺麗ですし、秋には紅葉の見ごろでもあります。
昔からの習わしを子供に聞かせるとともに、京都の綺麗な景色を見るのも中々いいものです。
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