八十八夜の意味と2017年はいつ?お茶と米作りの関係は?

春の行事

“♪夏も近づく八十八夜” という歌詞からはじまる「茶摘(ちゃつみ)」という童謡を皆さんどこかで聞いた事があるかと思います。

なんとなく聞いた事があるな~っと思うかもしれませんが、どうして “夏も近づく八十八夜” なのでしょうか。

茶摘みをする人

 

そもそも、八十八夜って何?「茶摘」というタイトルの歌い出しになっているくらいだから、お茶と関係があるのでしょうか?

今回は、そんな八十八夜とお茶の関係についてまとめてみました。


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2017年の八十八夜はいつ?

八十八夜とは、いつの事だと思いますか?

考える男性

 

立春から数えて88日目を八十八夜といい、季節の変化の目安になっています。

“春から夏に変化する節目の日”、それが八十八夜です。

 

毎年5月2日ころになりますが、2017年は5月2日が八十八夜になります。

 

八十八夜とお茶との関係

この記事の最初にも書きましたように、八十八夜とお茶との関係を見ていきましょう。

 

日本では茶摘みの時期が3回あり、茶摘みを行う時期が早い順に「一番茶」「二番茶」「三番茶」と呼ばれるそうです。

今年一番に茶摘みを行う時期の目安が八十八夜となっていて、この頃に摘んだお茶は、俗にいう「一番茶」または「新茶」にあたります

湯飲みと急須

 

八十八夜に摘んだお茶(一番茶=新茶)は縁起が良く、この日にお茶を飲むと長生きすると言われているそうです。

 

八十八夜と米作りとの関係

八十八夜はお米作りとも関係があるんです。

八十八夜は “春から夏に変化する節目の日” にあたるのですが、お米を作る際には八十八夜が稲作開始の目安になります。

お茶摘みだけでなく、農業の作業をする目安になっていたんですね。この時期、「別れ霜」といって予想外の霜が降りて農作物に被害をもたらすことがあるため、注意しないといけない時期にもなっています。

稲

 

ちなみに八十八夜とは直接の関係はないですが、「お米は八十八の手間がかかる」という意味で、漢字が米になったといわれています。お米作りも大変ですね。

 

日本茶の効用と味わい方

日本茶の効能と味わい方を知っていますか?

普段何気なく飲んでいる日本茶。お茶は身体にいいと聞きますが、調べてみるとビックリする程効能があるようです。

 

  • ガン予防
  • 食中毒、虫歯などの予防=殺菌効果
  • 虫歯予防=フッ素入り
  • ダイエット効果=脂肪を分解
  • 動脈硬化、脳卒中予防
  • 血圧降下
  • 血糖値を下げる
  • 美容と健康に効果=ビタミンC入り
  • 老化防止

 

 

上記項目を見ていると、もう日本茶を飲んでいれば医者いらずなんじゃないかと思えますね。

中でも有名なのは“殺菌作用”なのではないでしょうか。

インフルエンザの時期に “緑茶でうがいをする”、“まめにお茶を飲む”という健康法もあるくらいですし、誰でも簡単に実践できますね。

 

そんな日本茶を美味しく飲む為に、茶葉だけでなくお茶の入れ方に気を使ってみましょう。

 

  1. 人数分の湯飲みにお湯を7分目から8分目くらい入れて、お湯を冷ます
  2. 急須に茶葉を入れる(1人約2g)
  3.  1.で冷ましたお湯を急須に入れて、約1分待つ
  4. 湯飲みに均等に、最後の1滴まで注ぐ

お湯は必ず沸騰させてから、そして良い水(水道水ではなく、浄水器を通したもの)を使うと更に美味しくなりますよ。

一度湯飲みにお湯を入れるのは、お湯を冷ます為と最後の1滴まで注ぐ量を図る役割があります。

最後の1滴まで注ぐことで、香りがより楽しめます。

 

ちょっと面倒臭いかもしれませんがこの手間でどのようにお茶が変わるのか、是非一度はお試し下さいね。

文章だけでは伝わりにくいかもしれないので、下記動画でもよければ確認してみて下さい。

<おいしいお茶の淹れ方・楽しみ方 日本茶インストラクターが実演>

 

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まとめ

八十八夜の意味と、お茶との関係についてまとめてみました。

 

  • 毎年5月2日頃が八十八夜。2017年は5月2日
  • 今年初めて茶摘みをする時期の目安が八十八夜
  • 稲作は八十八夜から作業を開始する
  • 日本茶にはたくさんの効能がある

 

いかがだったでしょうか。

普段の生活ではあまり気にしない八十八夜、農業を営む人にはなじみ深い日だったんですね。

今年はお店で新茶が売られ出したら、家族の健康も考えながら日本茶を飲んでみようと思います。


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