日本三大祭と呼ばれる祭りの一つ、祇園祭。京都八坂神社で行われる夏祭りで、通常のお祭りといえば1日か2日程で終わるイメージですが、祇園祭はなんと1か月かけて行われます。
長い期間行われるだけでもすごく感じますが、平成21年には祇園祭の山鉾行事がユネスコの無形文化遺産に登録された、本当にすごいお祭りなんです。
1か月の間で前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分けられているのですが、今回は祇園祭の見所の一つ「宵山」についてまとめてみました。
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祇園祭の宵山の日程は?どんなお祭り?
祇園祭自体は7月1日から7月31日まで行われていて、宵山は前祭は7月14日から7月16日まで、後祭は7月21日から7月23日まで行われます。
前祭の15日からは歩行者天国になり、お昼頃から沢山の屋台が楽しめます。
宵山は翌日から行われる山鉾巡行(やまほこじゅんこう)の前夜祭のようなお祭りです。
町を祓う意味のある山鉾巡行を行う前に3日間、夜になると山鉾に多くの提灯が火を灯し町中を練り歩きます。
宵山の見所は?
祇園囃子(ぎおんばやし)が奏でられた京都ならではの祭りの雰囲気に加え、提灯の明かりが山鉾を飾って美しい風景を見る事が出来ます。
前祭・後祭ともに行われる宵山ですが、前祭は露店が出るのでお祭りの熱気や夜店を楽しんだり、にぎやかなお祭り風景が楽しめます。
露店は普段ならちょっと敷居が高そうで入りにくいお店なども店の前に屋台を出すので、他のお祭りよりも美味しい屋台が多く食べ歩きも楽しみの一つです。
後祭は露店や歩行者天国などはありませんが、店舗前の販売は行われています。前祭より混雑もしていないので、比較的静かに京都の祇園祭の雰囲気を楽しめます。
宵山の様子が撮られた動画です。提灯がすごく綺麗ですね。
祇園囃子ってどんなの?と思っている方も、動画から聞こえてくる音楽を聞いたら「あぁ、これの事なのか」と感じる方も多いと思いますよ。
混雑を避ける方法は?
日本三大祭の一つと言われるだけあって、祇園祭には毎年沢山の人が訪れます。
そのほとんどが宵山とその後に行われる山鉾巡行を見るのをメインにしていると言っても過言ではないと思います。
そんなお祭りの中で「人混みが苦手だけど、人気の祇園祭を楽しみたい」という方は出来る限り混雑を回避したいですよね。
先にも書いた通り前祭りでは露店が出店されますし、歩行者天国も行われてよりにぎやかになる為、露店の出ない後祭りより確実に人が集まります。
ですので宵山の魅力である祇園囃子とたくさんの提灯の明かりを見て雰囲気を楽しみたいという方には前祭ではなく後祭の時期に行くことをおすすめします。
露店はないと言ってもお祭りの最中ですし、店舗前で販売しているお店もいくつかあるのでのんびりお祭りを楽しむ分にはとてもいいと思います。
ただし露店だけでなく宵山行事を行っている山鉾も前祭りよりは少なくなっているので、その点は残念ですが仕方ないと思って下さい。
混雑は嫌だけど、せっかくお祭りに参加するんだから賑わっている露店も見たい!という方は前祭の宵山開始日の7月14日と最終日7月16日を外した7月15日に行くことをおすすめします。開始日と最終日よりは人出が少ないはずです。
逆に16日は、宵山を楽しんだ後に宿泊して山鉾巡行を見て帰るという遠出してきた人たちが多くいると予想されるので、宵山の中では一番混むと思っていいと思います。

まとめ
祇園祭の宵山についてまとめてみました。
- 前祭は7月14日から16日、後祭は7月21日から23日に行われる
- 夜になると山鉾に多くの提灯に火が灯る
- 混雑を避けるなら後祭がおすすめ
- 前祭に参加したいなら15日がおすすめ
いかがでしたか?
京都の街並みと祇園囃子の音楽、そして迫力のある提灯がより一層お祭りの雰囲気の良さを高めてくれているように思えます。
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