世界最大の同人誌即売会、コミックマーケット。
毎年お盆の時期と年末に行われ、「夏コミ」「冬コミ」の略称で、また一部の方には「夏の聖戦」などと呼ばれています(笑
2016年夏は、8月12日から14日まで、東京の臨海部にある東京ビッグサイトで行われます。
筆者は約20年にわたって参加していましたが、いまはセミリタイアの身で、少数の知人のサークルに顔を出すのみです。かつては買い出しの戦士として、サークルの行列に並んでお目当ての同人誌を買っていました。
今日はコミケ参加経験がまだあまりない方のために、安全に夏コミに参加するには何に注意すればいいかを書いていこうと思います。
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初心者の方へ、夏コミの持ち物リスト
コミケは夏も冬も過酷な状況の下で、重い荷物を持って、広い東京ビッグサイトを動き回るイベントです。
必要なものは会場に着く前に準備をしておきたいものです。
カタログや購入予定サークルを記録したメモといったものは、これがないと始まりませんから、ココには書きません。
- 紙袋 (丈夫なものがよい。会場で販売している袋がオススメ)
- 飲み物 (最低でも500mlペットボトル2本)
- 食べ物 (腐敗しにくいもの。コンビニのおにぎりといった生ものは高温での腐敗に注意)
- ウエストポーチ (財布を入れておけばすぐに出せる。筆記用具を入れておけば、購入品のチェックができる。)
- タオル (できれば3本くらい。水に濡らして首に当てると気持ちいい。)
- ビニール袋 (濡らしたタオルを入れる。スーパーのレジ袋で十分。)
- 保冷剤 (凍らせてタオルで巻いて首に当てる。)
- 小さなクーラーボックス (保冷剤とペットボトルを入れておけば、保冷剤は凍ったまま、ペットボトルは冷たいままになる。)
- 塩飴 (熱中症対策)
- 日焼け止め (出発前に塗っておく)
- お金 (ご利用は計画的に。1000円札を多めに。)
- ゴミ出し袋 (雨降りのとき本を守る。自分が濡れても本は濡らすな!)
熱中症に注意。決して無理をしない。
夏コミはとにかく熱中症にならないようにすることに尽きます。
屋内の島サークルでは、(一応)空調が効いていますが、おそらく多くの人がお目当ての壁サークルは屋外の炎天下で列を作ることになるでしょう。
人気サークルなら、何時間も直射日光の下で並ぶことになるでしょう。アスファルトの照り返しで、上からも下からも暑いです。
2013年の夏コミは、まさに「死のコミケ」と言われ、体感温度は40℃以上、刺すような日差しで、救護室に運ばれた人が後を絶ちませんでした。
喉が渇いたからといってガブガブ水分を摂る人がいます。筆者はあまりオススメしません。また、凍らしたペットボトルの水分を摂ることで、胃腸が冷えて、腹痛を起こす場合があります。
オススメの飲み方は、喉が渇く前に、ちびちびと喉を常に湿らすように水分を摂ることです。
喉の乾きを感じたときは、すでに水分が不足している状態です。
もし、「脱水状態なのでは?」と感じたら、爪のピンク色の部分を、もう一方の手の爪で押して離してみましょう。
押していたときは白かったのが、離してすぐにピンクに戻らないときは脱水状態です。
あとどれくらい並ばないといけないかを見積もって、時間がかかりそうなら、名誉の撤退も考えましょう。
冬コミの持ち物はこちらをチェック ⇒ 冬コミの持ち物は?防寒対策以外に必要なこと!
「お客」はいない。全員が「参加者」
たまに、本を買う方が「お客様」だと勘違いしている人がいます。
コミケは本を出す人、買う人、スタッフ含め、全員が「参加者」というフラットな立場です誰がエライというものはありません。
この中でもスタッフは事故なくコミケを運営するために、動いてくれています。スタッフの指示には必ず従うようにしましょう。
そして、具合の悪い人を見つけたら声をかけてあげて、近くのスタッフを呼んであげましょう。
事故なく、狙った成果を上げられるよう、ご武運をお祈りします。
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