日本の祭りの中でも歴史の長い祇園祭。平成21年にユネスコの無形文化遺産に登録された事でも有名な山鉾行事ってどんなイベントなのか、行ってみたいけどまだ行ったことがないという人も多いと思います。
今回は祇園祭の中でも有名な「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」についてまとめてみました。
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祇園祭の山鉾巡行の日程・時間は?どんなお祭り?
祇園祭は1か月間行われるお祭りで、7月1日から7月31日の期間行われます。
その期間の中で前祭と後祭で分かれており、山鉾巡行も前祭と後祭に分かれて2回行われます。山鉾巡行の前祭は7月17日に、後祭は7月24日に行われます。
両日とも午前9時前後に出発して11時40分前後に最終地点に到着予定です。
山鉾巡行の山鉾とは、祇園祭に出てくる山車(だし)の事をさしています。
真木と呼ばれる飾りが天に向かって伸びる「鉾」と、真木に松の木を使用する「山」と2種類に分かれていて、両方を合わせた物を「山鉾」と呼びます。
山鉾巡行は祇園の街を山鉾を引いて回ります。
ちなみに「山鉾」の読み方ですが、検索すると「やまほこ」と「やまぼこ」が出てきますよね。
以前この読み方を「やまほこ」と統一しようという意見が出た事があるそうです。ですが「やまぼこの方が広く使われている」というような反対意見が多かった為、結局統一されずに今に至っているようです。
祇園祭が行われている八坂神社では歴史的経緯をみて「やまほこ」に統一されているようですが、神社の広報担当者さんは「他の読み方を否定はしない」という発表をしているので、どちらが正しいと言う事はなく「やまほこ」「やまぼこ」どちらでも大丈夫のようです。
山鉾巡行のコースは?
前祭と後祭ではコースや時間が違っているのでご注意ください。
【前祭】
四条烏丸(午前9時)→河原町四条(9時35分)→河原町御池(10時35分)→新町御池(11時25分)
【後祭】
烏丸御池(午前9時30分)→河原町御池(10時5分)→四条河原町(10時40分)→四条烏丸(11時20分)
( )の時間は山鉾巡行通過予定時刻です。
山鉾巡行の見所は?有料観覧席の情報
見所は大きな山鉾が沢山見られる他に、大きな見せ場として約10トンもある山鉾を交差点で方向転換させる辻回しと呼ばれる物です。
鉾は構造上方向転換が出来ないようになっているので、路面に青竹を敷いて、それに水を掛けて車輪を滑らせて方向転換するんです。
文字だけですとイメージするのが難しいと思うので、よければ下記動画で確認してみて下さい。
辻回しは3か所で行われるのですが、人気の為遅くても2時間前には場所取りをしていないといい場所が確保出来ないそうです。
そんなに早く場所取りしたくない…という方には、有料観覧席も販売されているのでそちらを利用するといいと思います。
前祭・後祭ともに3,180円でJTB店頭、セブンイレブン、サークルKサンクス、ぴあ店頭、近畿日本ツーリスト店頭やネットなどで購入できるそうです。
興味のある方は公式ページをご覧くださいね。
京都市観光協会 ⇒ https://www.kyokanko.or.jp/gion/kanran.html
有料観覧席なら先頭通過予定時刻の30分前に入場すれば良いし、前祭なら1時間半、後祭なら1時間程しっかり見学出来るのでおすすめです。ただし、混雑するので遅れないようにしましょう。
まとめ
祇園祭の山鉾巡行についてまとめてみました。
- 前祭は7月17日に、後祭は7月24日に行われる
- 山鉾の読み方は「やまほこ」でも「やまぼこ」でも大丈夫
- 巡回の時間は、前祭は約1時間半、後祭は約1時間
- 約10トンの山鉾を方向転換させる「辻回し」が見所
- 有料観覧席も販売されている
いかがでしたか?
夏になるとよくテレビで見かける祇園祭、山鉾巡行。生で見ると山鉾の大きさや人々の熱気でより興奮すると思います。
日本三大祭の中の一つと呼ばれている祇園祭、是非一度体験してみて下さいね。
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