さあ、夏休みの自由研究のテーマが決まったら、調べや実験を進めていきましょう。
その前にまとめ方(書き方)を考えておけば、より効率的にメモをすることができます。もう調べたり実験したりした結果がでていれば、それをどうまとめればいいのかを考えているかもしれません。
同じテーマでもまとめ方が違うと見た人の印象も変わってきます。では、何をどんな風に書けば「良い」自由研究のレポートになるのでしょうか? まとめ方にはコツがあり、押さえておくべきポイントを書いておきましょう。
記事では小学校高学年から中学生を対象に、わかりやすい構成の仕方をまとめました。参考にしてくださいね。
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自由研究のまとめ方の構成例とは?
実験か、調べものか、観察かで構成が少し変わってきます。
実験の場合
- 研究のきっかけ(どうして調べようと思ったのか)
- 調べたいこと(実験で何を調べようとしているのか)
- 予想(実験が結果はどうなりそうか)
- 用意したもの(何を準備して)
- 実験の方法(どのように実験をしたのか)
- 実験の結果(実験の結果はどうなったか)
- 考察(実験の結果からわかったこと)
- 参考にした本やWEBページなど
調べものの場合
「研究のきっかけ」や「調べたいこと」などは実験の場合と同じです。
- 研究のきっかけ
- 調べたいこと
- 用意したもの(ものさしやカメラなど、必要なもの)
- 調べる方法(インタビュー、本、実際に行ってみる、やってみる等)
- 考察
- 参考にした本やWEBページなど
観察の場合
- 研究のきっかけ
- 調べたいこと
- 予想(どんな結果になると思うか)
- 用意したもの
- 観察の方法(例えば種をまいたり育てたりするときの条件について)
- 観察の結果(どの条件でいつどんな芽がでたか、など)
- 考察
- 参考にした本やWEBページなど
<中学生の理科の自由研究のテーマとまとめ方>
テーマとまとめ方について簡単に説明している動画を見つけましたので、参考にしてみてください。動画ではまとめ方のポイントとして次の2点を挙げています。
- 必要な要素をきちんと入れる
- 写真や図を入れる
考察(感想)はしっかり書こう!
さて、自由研究の考察が、一番たいせつなところです。同じ実験をして同じ結果を得ても、考察は一人ひとり違うものです。ここに個性がでてくるので、先生はここを読んで成績をつけていると思ったほうがいいです。
でも、一番難しいところでもありますよね。私は、学生の頃、実験の結果と考察の違いがよく分かりませんでした。
実験の結果は、例えば数字です。または〇、×です。表などにまとめて、そこまででよいのです。そこから読み取れることは考察になります。
書くとよいこと
- 実験の結果から読み取れること。
- 予想と違っていた点、またどうしてそうなったのか。
- うまくいったものはなぜうまくいったのか、逆に失敗したものはなぜ失敗したのか。
- 構成例で挙げた「調べたいこと」に書いたことに対する答え。「調べたいこと」があったから自由研究にしたのですよね?
模造紙を使うか画用紙を使うか?
まとめにどのような大きさの紙を使うのがよいのでしょうか。紙の大きさにもねらいがあります。
大まかに言って、実験の場合は模造紙が、観察の場合は画用紙がよいでしょう。調べ物の場合は、いくつかの図や表を同時に見せるなら模造紙がよく、図や表を一つずつ見せていくなら画用紙が良いと思います。
- 模造紙の場合
全体が一目でわかる。一度にたくさんの人に見てもらえる。
自由に場所をつかって強調したい部分を大きく印象的に見せることができる。 - 画用紙の場合
絵の具の色がきれいに出るので、絵や図をたくさん使ってまとめるのに便利。
一枚一枚を項目ごとに使えるので、初めての人でもきれいにまとめられる。
どちらを選んでも、直接ペンで書いてはいけません。
- まっすぐ字を書けるように、定規でうすく線をひく
- その線の上に、鉛筆で字を下書きする
- ペンでなぞる
- 消しゴムで鉛筆の線を消す
失敗するのが心配な人は、図や絵を別の紙に書いて、のりなどで貼り付けてもいいですね。
まとめ
自由研究のまとめ方の構成例について記事にしました。
自由研究は読書感想文と並んで、夏の一番大きな課題といってもいいですね。ささっと終わらせて夏休みを楽しみましょう!
でも、この自由研究の考え方、とくにまとめ方のテクニックは実は大人になっても求められているものです。他人に自分の考えを説明するときに使います。真剣に取り組んでぜひ身につけてくださいね。
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コメント
参考になりました!
コメントありがとうございました。
参考になってよかったです。
夏休みも残りわずかなので、宿題がんばってください。