保育園では運動会の時期になると、子供たちはかけっこやお遊戯の練習で大忙し。
先生たちもかなり前から運動会の準備をしています。毎年、色々な競技を考え、それに合った衣装や小道具も作って連日残業の毎日だと思います。
その中でも親子競技は親にとっては晴れ舞台。親子競技は定番で、どの保育園でも実施されていると思います。自分の子供と一緒に競技をすることが待ち遠しくて、家で練習なんてするご家族もいるのではないでしょうか?
さて、親子競技のルールは先生や運動会の役員の方などが考えて作っているところが多いですよね。毎年同じじゃつまらないし、親御さん、園児達が共に楽しめる競技にしたいものです。
しかし、子供の年齢によっては競技のルールがイマイチわからなくて、子供の年齢にあわせたものにしてほしいと思うこともたまにあります。
……と、言う方は簡単ですが、うまいアイデアなんてなかなか思いつかないし、準備も大変になってしまいます。
そこで、簡単ですが保育園で行う運動会のオススメ親子競技をご紹介しようと思います! 先生方や役員さんはぜひご覧ください。
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重要ポイントは「安心安全で楽しい競技」
どんなに楽しい親子競技を考えても安全面を考慮していなければ絶対にNGです。
その悩みを解決するには年齢別の運動能力を考えている競技といえます。しかし、玉入れ、綱引きは簡単だけれど、盛り上がりに欠けてしまいます。
保育園なら0歳児から預かっているので、玉入れや綱引きといった競技は出来ないし楽しめません。また、未就学児は同じ年齢でも月齢によって成長段階が全く違うし、やれることも同じ年齢なのに差が出てしまいます。
そこが一番神経質になり、子どもによってあまり差が出ないように競技を考えるのが一番の悩みになってしまいます。
そこで、安心安全で、かつ観客が見ていても楽しい競技を年齢ごとに私なりに考えたので以下で紹介します。もっとたくさん親子競技はあると思いますが、競技を考えるきっかけとして参考にしてください。
0歳児からひとり歩き前の親子競技
0歳児の競技は行っていないという保育園もあるかもしれません。0歳から1歳はやっと聴力、視力などが安定し、感情表現や好奇心がどんどん広がり目まぐるしく発達している時期でしょう。
でも運動能力はまだまだ。そんな年齢の時はコスプレで親子競技を楽しみましょう。
- 用意スタートでいっせいに抱っこしながら小走りする
- 途中に用意された被り物やマントをつける
- また途中で親子でポーズを決めて写真撮影
- そのままゴールへ
なんとも微笑ましい競技になりますね。
着替えコーナーでは親も子どもと同じ簡単なコスプレをしたら観客も喜ぶこと間違いなしです。
2歳から3歳は借り物競争や乗り物競争
この時期の子供は運動能力がぐんと発達し、手先が器用になります。言葉もだんだん覚えてきて、会話ができるようになるのもこの年齢です。この年齢の親子競技は知恵と体力で挑みます。
そこで、簡単な借り物競走はいかがでしょうか?
- スタートしたあと、絵を描いたカードを伏せて並べ、子供に選ばせる
- 絵に描いた食べ物や道具をその先に置き、同じものを親子で選ぶ
- 選んだら、ダンボールなどで作ったそりに子供を乗せて親が引っ張りゴール
ここでは少し親に頑張ってもらって競い合ってもらいましょう。子どもも選んで探す遊びが大好きなので、興奮すると思いますよ。
未満児クラスにも使える!ダンボールトンネル
親子競技はいくつものしかけをクリアしてゴールを目指すものが多いと思います。難易度の低いトンネルを取り入れてみてはいかがでしょうか? ダンボールを使ってトンネルを作り親子二人でくぐります。
トンネルが何個か続けてあっても面白そうですし、小さめのと大きめのを一つずつ作って子供と親がそれぞれのトンネルをくぐるのもいいですね!
私の子供が通っている保育園では、小さい方を親がくぐってぎゅうぎゅうでなかなか出てこなかったことがあったので、会場が笑いで溢れていましたよ(笑
トンネルを子供達が作成したようで、ダンボールに可愛い絵が書いてあったり絵の具で手形が押してあったりと、とてもカラフルなトンネルで見ている方も楽しむことが出来ました!
子供達と運動会の準備が出来るのは一石二鳥ではないでしょうか?
くぐるだけなので未満児クラスや、まだハイハイの赤ちゃんも出来そうなのでオススメですよ。
4歳から5歳は勝負事で勝負!
幼稚園でいう、年中さんから年長さんの年齢になれば全身運動がもうできます。勝ち負けも意識し始め、じゃんけんで泣く子もちらほら。
そこを逆手にとって親子競技はリレーがオススメです。でも、ただのリレーは面白くないので親子競技に定番の「デカパンリレー」はどうですか?
- 親子で一つの穴の周囲が90センチくらいのデカパンをはいてスタート。
(途中ではいても面白いと思います。) - 障害物を通っても良いし、子供がお玉にピンポン玉を乗せて、落とさないように走っても楽しいでしょう
- 最後はデカパンを脱いで子供が全力疾走でゴール
最後は子供の力で頑張ってもらってもいいかもしれません。負けて泣いてしまう子供もいると思いますが、これも成長の証。「頑張ったね。」と沢山子供を褒めてあげてください。
絶対盛り上がる!ボール運び
リレーなどで使うバトンや長めの棒を2本用意します!棒の端と端を手に持ち、ボールを挟んだり、上に乗せたりしてボールを落とさないように運んでいきます。
これは親子の息をぴったり合わせて運ばないとボールが落ちたり転がったりしてなかなか上手くいきません。
応用編として、長さや大きさの違う棒やボールを用意して選んで運ぶのも面白いですし、二人で持てるネット(網)や布で運ぶのも良いですね。
見ている方もハラハラドキドキでつい大声で応援したくなるものです。これは結構難しいのですがとても盛り上がる競技だと思いますので是非取り入れてみてください。
もはや定番?!二人三脚
これは定番になっていますがゴールを目指す時は二人三脚で!
年長さんの親子競技で取り入れたいですね。
これも親子の息をぴったり合わせて走らないと、転んだりしますから練習も必要でしょう。普段二人三脚はする事がないと思うので親子のコミュニケーションが大事になってきます。練習をする事で子供と関われますし運動会もより楽しみになるのでは?
普通の二人三脚だとつまらないので、紐を結ぶのは必ず子供がするなどのルールをプラスすることで、いつもと違った二人三脚になりそうですね。最後は盛り上がること間違いなしです!
まとめ
ルールのわかりやすい、楽しめるアイディアを紹介しました。ダンボールトンネルとデカパンは準備が必要ですが、それほど大掛かりな準備はいらないので、すぐに競技の練習が出来ると思います。
私は最初、親子競技というのは、特に運動会で競技としてなくてもいいんじゃないの?って思いました。
しかし、年齢別に色々親子競技を紹介していくと、子供の成長を親が一緒に実体験できるよい経験だと思います。私は親子競技に実際参加して、なんといっても子供の笑顔や楽しんでる姿が1番だと思いました。
どうしても子供を勝たせたくて頑張ってしまう親もいるかもしれないですがそれも経験。子供にとっては頑張っている親を見るのも子供の成長にもつながります。
これらの競技を企画して準備をする先生は本当に大変だと思います。
安全面を考えながら、みんなが楽しめる競技を毎晩話し合って、役割や小道具も作りながら、通常の業務もこなす……
あまり気負いせず、運動会で使う小道具などを通常の保育園の学習の一環として作ったり、
持って帰って家で作ってもらうという手段も使ってくださいね。
最後に、運動会は子供が主役で親は観客。
親は、子どもの出番が終われば飽きてしまうかもしれません。もし、親子競技を考えている方がこの記事をご覧になっているのであれば、観客も笑えて楽しめる競技を考えて頂けたら嬉しいです。
なかなか良いアイディアが思い浮かばないかもしれませんが、定番的な競技に少し変化を加えたり、遊びの要素をプラスすることで子供がわかりやすく楽しめるのでは?と思います。
年に1回の運動会。子どもはたくさん練習して本番に挑むでしょう。お父さんやお母さんも親子競技で良い思い出を作ってくださいね!
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