あってはならないことですが、近しい親族、とくに家族が亡くなると、喪に服すことになって新年の挨拶を辞退することになります。年賀状を頂きそうな知人へ喪中ハガキを送り、新年のご挨拶を控えさせていただく旨をお知らせします。
ところが、12月に入ってからの突然の不幸でバタバタしてしまったりして、喪中のところに年賀状が届くことがありますよね。
もし、若くして家族を亡くし落ち込んだ状態の時に、「おめでとうございます」なんて言われても複雑な気分かもしれません。しかし、ここは冷静に対応したいものです。
喪中に年賀状が届いたときの対応について書きましたので、よろしければご覧ください。
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寒中見舞いを送りましょう
喪中で年賀状が届くのって、どんな場合でしょうか?
- 喪中ハガキが間に合わなかった
- この1年で知り合った人で、喪中ハガキを送る相手としてリストアップされていなかった
- 喪中ハガキを送ったのに相手が間違えて年賀状を出してしまった
この1年で知り合った人として、例えば仕事上で新しく付き合いが始まった人や、新しく友人になった人が挙げられると思います。喪中であると知らなかったとはいえ、年賀状を出してくれたのですから、失礼のないようにしたいものです。
原則は寒中見舞い
仕事上のつきあいのある方や目上の方、年配の方へは寒中見舞いを送った方がいいでしょう。
「寒中」なので、松の内(1月7日)が明けてから立春までに相手に届くように出します。
電話ですませていい場合
この「電話で済ます」というのは管理人個人の見解です。
相手が仲のいい友達なら電話をして喪中である旨を伝えるのもありでしょう。仲のいい友達ならハガキで伝えるより、自分の声を聞かせてあげるほうが喜ばれるかもしれません。
ただし、故人を亡くしたことの傷がまだ癒えてない場合には、淡々と寒中見舞いで対応した方がいいと思います。声を聞かせるのは悲しみが癒えてから…
メールはLINEは失礼!?
今のご時世ではメールやLINEで連絡という選択肢もありそうですが、相手は年賀状を送ってきてくれているのに、メールやLINEで連絡というのは失礼です。
相手は自分のために年賀状を書くという手間をかけてくれたのですから、こちらも相当の対応をしましょう。
寒中見舞いの文例
寒中見舞いは暑中見舞いと同様、寒さ(暑さ)による相手への安否を気遣う書面です。それにプラスして、喪中での返事なのですから、
- 新年の賀詞は書かない。
- 喪中のお知らせをしなかったことを詫びる。
- 年賀状を欠礼したこと。
……を書けばよいです。
文例は「寒中見舞い 文例」で検索すればでてきますが、ここでは管理人なりの文例を紹介します。(※句読点はつけません)
先日は年頭のご挨拶を頂きましてありがとうございます
皆様におかれましてはお変わりなきことお喜び申し上げます
実は昨年○月 ○○が○○歳にて他界し喪中により
新年のご挨拶を控えさせていただいておりました
大変失礼いたしました
本年も何卒よろしくご厚誼のほどお願い申し上げます
好誼(こうぎ)とは、心のこもったおつきあい、という意味です。
普通のハガキに書いて出します。イラストを使いたい場合は、地味なものにし、おめでたい感じは出さないようにします。干支に関係するイラストや写真も控えるようにします。
まとめ
喪中に年賀状が届いた場合は、寒中見舞いを出してご挨拶しましょう。
故人が亡くなってまだ日が浅いと寒中見舞いどころではないかもしれませんが、状況を知らせてもらえると受け取った相手は安心すると思います。
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