タケノコを食べ過ぎて気持ち悪い？毎日食べても大丈夫？

歯ごたえが良くて料理に加えるとより一層美味しさを引き出してくれるタケノコですが、私の周りには「タケノコ恐怖症」という人がいます。

「タケノコ恐怖症ってなに？（笑）」っと聞くと、以前タケノコを食べて気持ち悪くなってから食べるのが怖くなり「例えるなら、カキが好きで沢山食べていたのに食中毒になってから怖くて食べられないのと同じ」との事でした。

私はそのような経験が一度もないので、傷んでいる物を食べてしまっただけじゃないのかな？と思ったのですが、調べてみるとタケノコを食べて気持ち悪くなった事があるという人は、意外にも多くいるみたいです。

タケノコを食べて気持ち悪くなる人が多いという事は、タケノコは身体に悪いのでしょうか？
それとも、カキのようにたまたまあたってしまっただけなのか…今回は気になるタケノコについて調べてみました。

タケノコの持つ栄養とは？

なんといっても食物繊維とカリウムが豊富です。食物繊維は便秘改善など、女性には嬉しい栄養ですね。

カリウムは塩分（ナトリウム）を排泄する役割があるので、高血圧に効果があるうえに足などのむくみをとってくれる効果があるようです。

アミノ酸も含まれているので、疲労回復にも効果があるみたいですよ。

ちなみにタケノコを茹でた際に出る白い粒状のものはチロシンという成分で、身体に害はないそうです。

タケノコに含まれる栄養だけ見たら、気持ち悪くなるどころか身体にいい栄養ですよね。

それなのに、どうして気持ち悪くなるんでしょう？

実はタケノコ、とてもアクが強いのはご存じですか？

この強いアクが、気持ち悪くなる原因なのです。

タケノコを調理する際にはきちんとアク抜きをしないといけないのですが、これに失敗すると気持ち悪くなる原因を作ってしまうんですね。

つまり私は、今まで上手にアク抜きされたタケノコしか食べたことがなかったので、知人のようにタケノコ恐怖症にならずに済んだみたいです。

アク以外の原因では、先にも書いた通りタケノコに豊富に含まれる食物繊維は消化が悪いので、胃腸が弱っている時に食べると胃腸に負担がかかってしまい気持ち悪くなる事があるようです。

胃腸に負担がかかると肌に不調が現れてしまう事が多い為、肌荒れに繋がってしまうんです。
あとは単純に、タケノコのアクが合わない人は食べると吹き出物が出てしまうようなので、胃腸が弱っていなくてもタケノコのアク抜きは大事なんですね。

アク抜きをしても、どうしても多少はアクに含まれる成分を摂取してしまう事になります。アクには「シュウ酸」「ホモゲンチジン酸」という成分が含まれています。

「シュウ酸」は摂取しすぎると結石の原因になってしまい、「ホモゲンチジン酸」は摂取しすぎると肌にシミやそばかすが出来やすくなるそうです。この成分を多く摂取しないためにも、タケノコを食べすぎないように注意した方が健康の為になりますね。

具体的にどのくらいが適量なのかというと、1本100ｇのタケノコの場合は一日に穂先なら1/3本、根元なら3cmくらいだそうです。

数字で書くと「そんなちょっとしか食べたらいけないの？！」と思えますが、タケノコの根元はそこそこ太さがありますし、長さ自体も割とあるので実際は数字から想像されるよりは沢山食べられそうですよ。

ではどうしたらタケノコのアクを上手に抜く事が出来るのでしょうか。

タケノコのアク抜きには米ぬかを使います。タケノコ1本につき米ぬか１つかみくらいが目安です。

以上であく抜きは完了です。

保存する時は 9.の状態で冷蔵庫で保存します。毎日お水をかえると少し風味は落ちますが日持ちしますよ。

下記動画でアク抜きの方法が確認出来ます。

タケノコを食べると気持ち悪くなる原因を調べてみました。

いかがでしたか？

タケノコのえぐみを感じたら、上手くアクがとれていない可能性があるのであまり食べ過ぎない方がいいかもしれないですね。