家族が胃潰瘍のような消化器系の病気になると、どのような食事を作ればよいのか気を使います。
栄養バランスはもちろん必要ですが、食事療法の効き目はあるのか? 食べて良い物と悪い物はあるのか?…気になりますよね。できることなら胃に負担をかけずに、かつ栄養も摂れる献立を作ってあげたいです。
今回は「胃潰瘍」の食事療法と、積極的に食べたいものと避けた方がいい食べものについて調べてみましたので、参考にしてくださいね。
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胃潰瘍の治療に食事療法は効果あるか?
胃潰瘍の治療には、食事が重要になります。
胃酸によって損傷を起こしてしまった胃壁には、胃酸が多く出るような食事は控えなければいけません。
刺激の強い香辛料は胃を刺激するので弱っている胃には負担が大きすぎます。油っぽい食事も、胃にとどまる時間が長くなってしまいます。胃のことを考えたら、食べるのを控えるのが良いでしょう。
あれもこれもダメダメと言われると、それだけでもストレスになってしまいますので、調理法や食材で工夫しましょう。
胃の粘膜を保護する様な乳製品や、高エネルギー・高ビタミンを持つ食材は病気を早く治すための手助けをしてくれます。
逆に、高たんぱく質や食物繊維の多い物は胃の負担になりますので控えるようにします。
積極的に摂りたい食材、調理法は?
消化吸収の良い胃に優しい食事を作ります。
胃に優しいと言っても、流動食にする必要はありません。
柔らかく煮た物や味付けの濃くない物にします。
固い物は、消化するのに時間がかかりますので、小さく切ってじっくり煮込むようにしましょう。
例)煮込みうどん・かぼちゃのポタージュスープ・カレイの煮つけ・鶏ささみのホイル焼きなど
少量でも栄養価の高い食品を摂る。
1度に大量に摂る事より、1日3食を守って1度に摂る量は腹八分目にします。
食事と食事の間が長い場合は、間食を摂るようにします。
栄養は1度に多くとっても吸収する量は決まっていますので、バランスを考えて献立を考えましょう。
例)ヨーグルト・バナナ・牛乳・チーズ・茶碗蒸し・納豆・緑黄色野菜など
食事制限になる食べてはいけない食材、調理法は?
胃の刺激になる物や、胃酸の分泌を増やす食べ物は控えましょう。
以下のような食品や食物は控えましょう。
- 食物繊維が多いタケノコや海藻
- 高脂肪の多い、脂身の多い肉や天ぷら
- 消化の悪い、イカ・タコ
- コーヒーや炭酸飲料水・濃い緑茶
- 塩分の多い、塩辛や漬物
- 糖分の多い、饅頭や煮豆
- 酸味の強い、柑橘類や酢の物
- 香辛料
- 固い物・消化の悪い物
その他にも、極端に熱い物や冷たい物も摂ってはいけません。
ピロリ菌の除菌後も塩分は摂り過ぎないように気を付けましょう。
油を使った炒め物は、テフロン加工のフライパンを使用すると油の量は少なくて済みますし、油の代わりにマヨネーズを使うと良いでしょう。
我が家では、油代わりによくマヨネーズを使いますが、油よりあっさりしていて風味も良く好評です。
まとめ
胃潰瘍の治療でピロリ菌の除菌が出来れば、胃がんの発症リスクは3分の1減ると言われています。
ピロリ菌が居たからと言って誰もが胃がんになる訳では無いのですが、胃潰瘍が見つかって悪い事ばかりではありません。
しっかり食事と生活改善をすれば2~3か月で治ります。その後も再発しないように本人には、これを機会にアルコールは少し控えめにして禁煙の努力をしてもらうのはどうでしょう?
塩分や糖分の摂り過ぎは、段々年を取って来ると胃や腎臓などあらゆる臓器に影響します。
奥さまは、今後も栄養面でのサポートをお願いします。(#^^#)
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