夏になると各地で色々なお祭りが開かれますね。浴衣を着ていく方も多いのではないでしょうか?
もちろん自分で着れる方もいれば、着付けを頼む方もいると思います。お祭りや花火大会などはかなり混雑していて人とぶつかったりして着崩れしてしまう事もありますね!
では、そんな時はどうしたらよいのでしょうか?着崩れしてしまった時の応急処置と、着崩れさせない為の着付け方をお教えしたいと思います。
また浴衣を着ている時のトイレってどうしたらいいんでしょうか?
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着崩れするパターンとその直し方
着崩れするパターンとは何でしょうか?
せっかく綺麗に着付けた浴衣も、やはり洋服とは違うのでいつも通りに動いてしまうと着崩れてしまいます。自分で直す為の応急処置とは?
まずはこの画像をご覧ください。
『おはしょり』とは、浴衣を着た時の帯の下の矢印の部分をいいます。ちなみに、おはしょりは男性のゆかたにはありません。ここが7~8㎝になると浴衣を着た時にもっとも綺麗に見えると言われています。
胸元がゆるんでしまったら?
これは女性としてはちょっと恥ずかしいですよね・・・。
- まず、ゆっくり加減をみながら、脇の切れ目『身八つ口』から下前(右半身側)を引っ張る。
- 上前(左半身側)は帯の下からゆっくり引っ張る。
浴衣の帯がさがってきたら?
帯がゆるんで下がってくると、着付け時の紐が見えるだけでなく帯が取れてしまう可能性があるので気をつけましょう。
- 帯と浴衣の間にお尻の方から見えないようにハンドタオルやハンカチなどを入れます。
衣紋が詰まってきたら?
衣紋が詰まってくると苦しくなります。
- 後ろ側、帯の下の真ん中の縫い線をおはしょりの下から引っ張ります。
浴衣の裾が落ちてきたら?
歩きにくいだけではなくて、裾を引きずってしまったり、あとはだらしなく見えるので気をつけたいですね。
- おはしょりの下から裾を持ち上げる。
- それでもだめな時は、万が一に備えて安全ピンを持って行っておいて、おはしょりと下前、上前を留めてしまいましょう。
もし、着崩れても落ち着いて焦らずに応急処置してください。焦って違う所を引っ張ったりすると大変です。
着崩れしにくいコツとは?
着崩れさせない為には、浴衣の着付けの際に一工程、一工程を丁寧にすることです。
また、細身の女性はお腹にあらかじめタオルを巻いておくなど補正をしましょう。
それから所作に注意するだけでだいぶ変わってきますよ。
電車などのつり革を持つ時は、つり革と反対の手で袖口を押さえます。歩き方も、浴衣の時には少し内股気味で歩幅を小さくします。着崩れを防止するだけでなく浴衣をきたあなたがとてもおしとやかに見えますよ!
最近は、半幅帯(体にくるくる巻く帯です)ではなく、ワンタッチで差し込むだけの帯もあるのでこういう物を使うのも手ですね。
浴衣を着てトイレに行くときのコツ
浴衣を着ている時にはトイレはどのようにしたらよいのでしょうか?
トイレの行きかたが分からない為に、着ている間は飲み物を控える方もいらっしゃるようですが、そんな事しなくても大丈夫です。
コツさえ知っていれば、トイレでも着崩れはしません。
コツという程でもありませんが、トイレに入ったら下前と上前の裾を帯に入れてしまいましょう。これで、和式・洋式問わず裾が床につく事もないですし無駄な所を引っ張ったりしないので着崩れ防止出来ます。
最後に一番大事なのは、トイレを出る際には必ず帯に入れた裾を戻して整えましょう。裾をあげたままトイレを出ないでくださいね!!


まとめ
浴衣の着崩れの対処法と着崩れさせないコツをまとめてみました。
- もし着崩れても焦らない
- 所作で着崩れを防止できる
- トイレの際には裾を帯へ
ほとんどの方が年に数回着るか着ないかの浴衣だと思います。私も自分で浴衣を着ますが、せっかく着るならきれいに着たいですよね!落ち着いて直せばきれいをキープできますので焦らず対処してください。
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