ステンレス水筒の洗い方!洗剤、重曹、漂白剤の使い方を説明します

生活の知恵

大人、子供の関係なく、ステンレスの水筒を持ち歩いている人が増えていますよね。子供たちには、暑い季節に水分補給の点から学校へ持参するよう指導されているようです。

また、2L容器から詰め替えればコンビニでペットボトル飲料を買うより安くなるだけでなく、保冷、保温の点からもメリットがあります。

 

そんなお気に入りのマイ水筒ですが、毎日使うものですから衛生的に使いたいですよね?

…とはいうものの、水筒の部品というのは洗うのが面倒くさいものです。

 

私も15年ほど職場に水筒を持参していて、もう無くてはならないものになっています。日々の水筒のメンテナンスをどうすればいいか、調べてみましたのでどうぞお付き合いください。


スポンサーリンク

 

水筒は手洗いが基本!食洗機はNG

食洗機を買って以来、水筒を食洗機で洗っていたのですが、実はそれは NG だったことを半年経ってから知りました。水筒の説明書をよく読むと食洗機はダメと書いてあったのですが、読まずに食洗機で洗っていました(>_<)

食洗機は高温のお湯で洗います。その温度が原因で、部品が変形したり、塗装が落ちたりするので NG という訳です。

塗装が落ちるのは経年劣化で仕方ないとしても、部品が変形して保冷、保温性能が失われたり、中身が漏れたりしたら使い物になりません。

 

ではどうするかというと、(面倒かもしれませんが)手洗いが基本になります。

柄のついたスポンジに中性洗剤をつけて洗います。食器を洗うのと同じですよね。

 

茶渋やコーヒーの色などがついていると重曹やクレンザーでこすりたくなりますが、それをやってはダメです。内部のステンレスに細かい傷がついてしまい、そこからサビや腐食が発生することがあります。

ステンレスはサビないと思いがちですが、ステンレスもサビることがあります。

 

飲み口や栓は形が複雑なので、台所用スポンジでは洗いにくいです。こんなときは重曹水を作ってジャブジャブと洗いましょう。

タッパーのような密閉容器に重曹水を作って入れ、そこに飲み口と栓を入れます。ゴムパッキンがついていたらそれも外して入れます。タッパーにフタをして重曹水が漏れないようにしてから、ジャブジャブと振って洗います。これを週に一度くらいするとよいでしょう。

栓からパッキンを外します。

 

重曹と密閉容器を準備します。

 

密閉容器に入れた重曹水に栓とパッキンを入れます。フタをしてジャブジャブ振って洗いましょう。洗い終わったら十分すすいでおきます。

 

振って洗っても汚れが落ちない場合があります。栓の細かいところに入り込んだ黒い汚れです。この黒い汚れはつまようじでほじくり出します。重曹で汚れが浮かんでいますから、それを根気よくほじくり出します。

もっとも、ふだんから栓のお手入れをしておけば、黒い汚れが溜まることもないと思いますが……(^_^;

 

本体を重曹で洗う場合は?

重曹で本体内部をこすり洗いするのは傷をつける恐れがあるのでダメですが、飲み物の臭いや色がついてしまった場合は、重曹でつけ置き洗いを試してみます。

ここでのコツは、水ではなくお湯を使うということです。

65℃くらいのお湯を使うことで、重曹水のアルカリ度が上がって汚れを落としやすくなります。65℃といっても温度計で測るのも面倒なので、沸騰するちょっと手前くらいの感覚でいいと思います。

 

水筒の8分目くらいまでお湯を入れ、次に重曹を入れます。重曹の量は500mLなら小さじ2~3杯程度です。

重曹を入れたらフタをして水筒を振ります。振ることで汚れと重曹水を反応させます。振ったらフタを開けて1時間ほど放置します。重曹とお湯でガスが発生するので、フタを開けておくことが大事です。

 

それでも茶渋などが落ちないときはクエン酸か酸素系漂白剤を試す

重曹のつけ置き洗いをしても茶渋やコーヒーの色が落ちない場合は、クエン酸か酸素系漂白剤を試します

クエン酸は魔法瓶の洗浄にも使われますから、ステンレス製の水筒と相性が良いです。水筒用の洗浄剤が発売されていますが、普通のクエン酸でもいいと思います。

洗い桶にクエン酸水を作ってつけ置き洗いするか、水筒にクエン酸水を入れて放置します。長時間のつけ置きは水筒の説明書にもダメと記載していますから、1時間くらいにしておきます。

 

水筒に8分目くらいの水を入れ、クエン酸を入れて1時間ほど放置します。

 

酸素系漂白剤を使う場合も同様です。ただし、キッチンハイターは塩素系なので間違えないようにしてくださいね。(紛らわしいですが、キッチン泡ハイターは水筒にも使えます。このときは使い方に従って、約2分で洗い流してください)

栓やパッキンも酸素系漂白剤で洗えますが、重曹と違ってパッキンの劣化が早まるとされます。パッキンと栓は消耗品と割り切りましょう。

 

パッキンにカビが生えたらどうするか?

栓からパッキンを外さないでおくと、上で書いた黒い汚れだけでなく、パッキンに黒カビが付着してきます。カビを生やしてしまうと重曹でも漂白剤でも落ちません。こびりついてしまうんですね。

私は栓とパッキンを外さずに洗っていたので、パッキンの外側から見えない部分に黒カビが生えてしまいました(>_<) こうなると手遅れですから、新しいパッキンに交換しました。

 

パッキンや栓の交換部品はメーカーサイトや amazon で買える場合があります。

私はサーモスの水筒ばかり 5本ほど買いましたが、メーカーサイトと amazon で交換部品を買えますのでおすすめです。

 

まとめ

ステンレス水筒の洗い方について紹介しました。

私としては食洗機で楽に洗いたかったのですが、メーカーは推奨していませんでした。知らずに半年間洗ってしまって、とくに不都合は起こっていませんが、やるなら自己責任となります。

 

メーカー推奨の洗い方に従うなら、

  • 柄付きのスポンジなどに中性洗剤を付けて手で洗う
  • 栓と飲み口からパッキンを外して洗う。週に1度は重曹水で洗う
  • 本体が汚れたら重曹水でつけ置き洗い。それでも落ちなければクエン酸か酸素系漂白剤を試す
  • 栓と飲み口とパッキンは消耗品なので、1年を目処に交換する

…となるでしょう。

お気に入りの水筒は衛生的な状態で、長く使っていきたいですね。


スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました