幼稚園では先生と保護者との個人面談が年に1,2回あります。個人面談では唯一先生に直接いろいろなことを聞ける場です。お母さんが聞きたいことも沢山あるはずと思います。
「うちの子は幼稚園の生活になじめているだろうか?」
「友達と遊べているだろうか?」
「給食はきちんと食べているだろうか?」
……等々、聞きたいこと、心配事はいろいろありますよね。
でもだいたい面談時間は15分くらいですよね。その限られた時間を有効活用するため、質問内容を押さえて個人面談に挑みましょう。
記事では個人面談で先生の話を聞くポイント、保護者の側からの質問の仕方についてお伝えしていきます。
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先生の話を聞くポイント
個人面談でいろいろ質問できるのかというと、答えはイエスです。
個人面談は先生とお母さんの情報交換する大切な場所ですから、聞きたいことがあれば質問できます。
冒頭でもお話した通り、面談時間は限られていますから、質問内容を事前に準備することが大切です。
ところが、先生は幼稚園での生活を知ってもらいたいので、お母さんが質問する隙を与えず、子供の様子を話し始めるでしょう。なので、まずは先生の話を素直に聞きましょう。
先生の話を聞くポイントは、次の2点です。
- 先生が話し終わるまで、相槌を打ちながら聞き上手になる
- 先生の話の内容で質問したいことがあってもぐっと我慢をする
少しでも気になる内容があっても聞き流し、先生がお母さんに何を報告したいか聞き取りましょう。幼稚園の先生もきちんと事前準備をして個人面談に挑んでいると思います。
子供の遊び方や、給食の様子、先生の言っていることが理解しているか、発達に関しての出来事……など。
これらはお母さんが聞きたいことと一致しているのではないでしょうか?
聞き上手になることによって、お母さんが質問したい内容が先生の話から聞き取れるかもしれません。これを踏まえることで、質問したい内容が増え、具体的になっていくでしょう。
ただ、先生の話してくれることの8割は子供の良いことです。率先してその子の悪いことをお話しする先生はいません。
そこで上に書いたように、お母さんが事前に準備した質問をすることによって、より深く子供の生活を知ることが出来るのです。
上手な質問で先生から欲しい答えを引き出す方法
幼稚園での面談に限らず、相手から欲しい答えを引き出そうと思ったら、上手な質問をすることが大事です。
まず下の質問を見てください。
「うちの子はきちんと給食を食べていますか?」
先生の答えは
「はい、きちんと食べていますよ」
普通に考えると全く問題のない会話です。
しかし、先生は子供が8割出来ていると、きちんと出来ていると答えると思います。
質問の仕方を変えてみましょう。
「うちの子は家でたまにご飯を残したり、食べている途中で席を立ったりしてしまいますが、幼稚園ではどうですか?」
この質問に対して先生は自宅での子供の生活の様子を理解し、お母さんがそのことで悩んでいるとわかります。
すると、先生から
「たまに給食の途中で隣の友達とお喋りをして手が止まってしまいますが、先生が注意するときちんと食べますよ。この時間は給食を食べる時間だとわかっているので、幼稚園でも少しずつ練習させますね」
こんな答えが返ってくるのではないでしょうか?
こちらの事例は幼稚園の先生をしているママ友に聞きました。
お母さんが質問する仕方によって先生も答えを選ぶので、質問する時は聞きたいことをダイレクトに質問するより、少し質問を濁らす方が期待以上の答えが返ってくるはずです。
具体例をあげてみます。家での様子や母親が感じたことと関連させて、幼稚園ではどんな様子ですかと聞くのが一つのパターンです。
「友達と仲良く遊んでいますか?」
⇒ 「家ではひとりで絵を書くのが好きなのですが、お友達と仲良く遊んでいますか?」
「先生のお話はきちんと聞いていますか?」
⇒「時々、私が話していても聞いていない素振りをしますが、幼稚園ではどうですか?」
あくまでも参考として読んで下さいね。
家での様子やお母さんが感じたことを前置きに質問すると、自然と先生も素直に色々お話してくれると思います。
事前準備したい質問内容
まずは大まかな質問の内容をあげてみましょう。
- 友達との付き合い
- 給食を食べるときの様子
- 幼稚園での遊び方
- トイレ
- 集団行動について
- 先生の言う事を理解しているか
これらの内容を自宅の様子と交えて質問をすると、スムーズに先生から答えが返ってくると思います。
ただ注意しなければいけないのは、他の子の様子を聞いてもちゃんとした答えは返ってきません。
例えば
「うちの子と●●君は仲が良いのですが、●●君は他の子とも仲が良いですか?」
という質問をしても個人情報の観点から、他人の子供の様子や行動を先生は詳しく話はしないです。
知りたいと思ったら、その子のお母さんと仲良くなってお母さんから色々話を聞きましょう。
まとめ
最後に個人面談の心構えをまとめましょう。
- 事前に質問内容を準備する
- 先生の話は聞き上手になる
- 質問内容は直球ではなく変化球をつけて
この3点を押さえておけば、緊張することなく挑めると思います。
また、直接幼稚園に伝えたいことがあれば、「その他なにかございませんか?」と締めの言葉が出てきたときにきちんと伝えましょう。これは直球でよいと思います。
幼稚園の個人面談は1年に1〜2回くらいしかありません。時々幼稚園に行って立ち話で先生と話をする時は雑談でもよいと思います。
しかし、個人面談の場合は質問内容をしっかり考えてお母さんが知りたいこと、伝えたいことを思う存分話し合いをしてください。
そして、お母さんも子供も楽しめる幼稚園生活を送ってください
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