以前、賃貸マンションに住んでいた頃に、洋服ダンスから出したジャケットの袖が汚れていました。
何着か同じようになっていたので洋服を全部出してみたら、なんと洋服ダンスの半分から下がカビだらけになっていました。
その部屋はマンションの最上階で日当たりもよかったので、家主さんは「オタクだけだよ。そんな事言ってるの!何か水でもこぼしたんじゃない?」と取り合ってもらえませんでした。
結局原因がわからないまま、カビ取りをして大量の除湿剤を購入して洋服ダンスと押し入れに並べました。
なぜ、このような事が起こるのでしょうか?
今回は、クローゼットのカビ対策を調べてみたいと思います。
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クローゼットのカビ対策は?
クローゼット内のカビ対策は1に除湿、2に除湿しかありません。( ;∀;)
冷暖房の際は、クローゼットの扉を半分開けておきましょう。
クローゼットの扉を締め切ったままにして、冷暖房にエアコンなどを使用すると、クローゼットの中と外で温度差が出来てしまい、カビの発生する原因になります。
クローゼット内に温度計を置いておくのも、一つの目安になります。
カビが発生しやすい温度は、20℃~30℃で、25℃が最もカビの発生率の高い温度になります。
クローゼットの扉をルーバー扉にする。
内部の湿気や臭いがこもりにくいので、カビの発生を抑えます。
家をリフォームしてクローゼットを作る場合も、内装材を除湿性能のある物にして扉をルーバー扉にすると良いでしょう。
次に、クローゼットの除湿について見ていきましょう。
クローゼットを除湿するには?
我が家のタンスにカビが発生した時は、防虫剤+除湿剤の吊り下げタイプを2個入れていましたが、防虫効果はあったものの除湿効果は無かったようですね。( ;∀;)
では、どこがいけなかったのか?と考えたら・・・
- 洋服の詰め込み過ぎ。
- 角部屋で外壁に面した位置に置いていた。
- 除湿剤が少なかった。
- 脱いだ服をすぐに入れていた。
など、気が付く点がいくつかありました。
では、どうしたら効果的な除湿ができるのでしょう。
除湿剤は、タンスやクローゼットの下段に置く。
湿気は空気より重い水分なので下の方に貯まるからです。
除湿剤のチェックを頻繁にする。
除湿剤を増やす方法もありますが、意外と高いんです。
重曹や備長炭を使って除湿剤を手作り、重曹や備長炭(100円均一でも購入可能)を口の広い空き瓶やプラスチック容器に入れてキッチンペーパーで蓋をしてから輪ゴムで留めます。重曹は安いので手作りすると安上がりですよ。重曹や備長炭は消臭効果もあります。
日中扉を開けて置く。
時々は、衣類を出してクローゼットの中を乾燥させる。
扇風機やエアコンの除湿機能を使って部屋ごと乾燥しても良いでしょう。
雨の日や冬場で屋外の湿気が多い時は、窓を閉めて除湿器などで除湿する。
外が乾燥している日に、換気扇を付けて外の空気を取り入れるのは効果があります。
下にすのこを入れて、隙間に新聞紙をくしゃくしゃにして入れて置く。
新聞紙が湿気を吸い込みます。すのこの隙間に入れるとちらかりません。
洋服の収納法にもひと工夫を
洋服の収納でもカビの発生を防ぐ方法があります。
次の点に注意して収納しましょう。
- 洋服は、パンパンに詰め込まないで8割程度にする。
- 洋服は1度袖を通したら、1日程度はクローゼットに収納しない。
天日干しして乾燥させても良いでしょう。 - 衣類の吊るす場所を分類する。
シルクや皮製品は湿気に弱いので上段に吊るす。 - クリーニングに出した衣類は、ビニールを外してから吊るす。
- 長期間着ない衣類は、洗濯後しっかり乾燥させてから圧縮袋に入れて収納する。
カビは酸素が無いと繁殖できません。洋服ダンス用の圧縮袋も販売していますので、これを利用する事で、カビ・防虫対策とクローゼットの空間を広げる事が出来ます。
※マンションの湿気対策 こちらの記事も参考にしてくださいね。
※クローゼットにカビが生えてしまったら、下記の畳のカビ除去と同じく、エタノールを使う方法が効果的です。
【関連記事】
まとめ
今回の「クローゼットのカビ対策」参考になりましたか?
クローゼットや押し入れのカビの除去は大変です。「経験者は語る」です。( 一一)
カビの対策は、除湿しかありません。今の家は気密性が高い分カビの発生率も上がっています。
部屋の空気を入れ替えるように、クローゼットの空気も入れ替えましょう。
重曹は、住まいには欠かせない万能品です。値段も安いので重曹で除湿剤を手作りして、湿気を含んで除湿剤の役目を果したらお掃除に使いましょう。(#^^#)
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