非常食3日分の根拠!東日本大震災の経験を元に心構えを語る

【当ブログ管理人より】
今回の記事は東日本大震災を経験した方に書いて頂きました。実体験に伴う貴重な経験を語っています。どうぞ参考になさってください。


私は2011年3月11日、東日本大震災を経験しました。その当時は宮城県北部の登米市という所に両親とともに暮らしていました。登米市は内陸部なので津波の被害には遭っていません。

しかしまだ寒い中、震度6強の揺れとその後数日に亘る余震、5日間の停電を経験しました。

幸いだったのは、電源のいらない石油ストーブと充分な灯油があったこと、プロパンガスの火が使えたこと、おせんべいなどの保存の効くお菓子があったことでした。水も辛うじて出ました。

が、いつ水道の供給が途絶えるか心配だったので様子を見ながら節約しつつ過ごしていました。

我が家は違うのですが、町内のオール電化住宅で生活をされていた方は全てが止まって大変だったようです。このような経験から、災害時にどのような準備と心構えをしておけば良いか、自分なりに考えたことをお伝えしたいと思います


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非常食は3日分を最低限揃えよう!~その根拠は?~

災害時の食事1

人間は生存本能ゆえに、非常時にはとりあえず水と食料、睡眠を確保し必要なら暖を取ることを念頭に置きつつ救助やインフラなどの復旧を待つと考えます。

飲まず食わずの状態で生命を保とうとする場合、生存期限は約72時間、つまり3日間と言われていますので、水と食料の備蓄も最低3日分は欲しいところです。

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家族でどれくらいの量、どんな食品を揃えればいい?水はどれくらい必要?

では、具体的にどのくらいの量が必要なのか。あくまで成人女子である私の場合を基準として考えてみます。通常成人女子は1日に1800から2000キロカロリーを消費するそうなので、3日分で6000キロカロリー程度分を想定します。

あくまで例ですが、ご飯のみで計算すれば140グラムのお茶碗1膳分が235キロカロリーなので25膳(1日8膳強、3食にすれば1食で3膳弱)程度、食パンなら8枚切りの1枚が132キロカロリー、1斤が1,000キロカロリー前後なので3日間では6斤(1日2斤ずつ)程度です。

カップラーメン等だと1食300から400キロカロリーの範囲なので単純計算すれば3日間で15個程度となります。

平常時は野菜や肉・魚、スープなども食べますが、ハンバーグやパスタなど某ファミリーレストランの人気主食メニューを例にすれば、おおよそ1食で800キロカロリー前後の食事が多いようです。

それを基準にした単純計算だと、3日間で7食~8食分、1日あたり1.6食程度に相当するでしょうか。

思ったよりも結構な量とカロリーを摂取するのだなあ、結構贅沢だなと私は思いましたが、非常時となれば半分から3分の2程度の量を覚悟しなくてはならないかもしれません。

また実際はカロリーだけを重視したり、お腹が膨れれば良いというものではないですし、栄養の偏りゆえの健康状態悪化も心配されます。

災害時の食事2

一方、水(水分)に関しては、平常時多い人で1日2リットル飲むそうですが、非常時では半分の1リットルから1.3リットル位が1日の上限かと考えます。1.5リットルのペットボトル×3本=3日分を基準とします。
(※あくまで飲料用。他用途も想定するならできたら1日3リットル)。

以上を一人分とすれば、あとは人数分を揃えておけばカロリーレベルとして最低限はクリアでしょうか。

保管方法は?賞味期限が近づいたら?

いわゆる保存食のレトルト食品、缶詰、乾パンなどは長期保存ができると言っても必ず賞味期限が来ます。

保存は、入荷した時の箱に入れたままとにかく風通しの良い冷暗所で、湿気と直射日光は厳禁、パッケージに書いてある期限を確認して1年間と記載してあっても半年程度で使うようにした方が無難です。

最近では新しい「非常食」の備蓄法「ローリングストック法」という考え方が紹介されてもいます。

この方法は3年、5年といった長期保存が効く缶詰や乾パンに代表される非常食を、その期間まで食べずに置いておくという考え方ではなく、日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食が備蓄されているという、まさにその名の通り「食べ回しながら備蓄する」という方法です。

だから美味しくて自分の好みの備蓄食を選ぶということも重要です。

ちなみに缶に錆がついていたら廃棄した方が良いとは思いますが、ツナ缶など油漬けのものは比較的酸化しにくいらしいです。

「魚介類水煮 > シロップ漬けのフルーツ缶 > 油漬けなど」の順で早めの消費をお勧めします。

ちなみに、ある程度以上アルコール度数の高い飲料(ウィスキーや清酒など)は原則腐らないそうです。ビールは比較的酸化しやすいですが、9か月程度は飲めるらしいですし、飲めなくなっても料理や油汚れの掃除に使えると言います。ウォッカなどは消毒薬としても使えます。

飲用や非常食の調理用品をどのように活用するか?

まず、停電し冷蔵庫が使えない状況では、冷蔵庫内にあった生ものを腐らせない努力ができたら後々助かるかもしれません。

そのためには、フルーツや野菜などは日に干して乾燥させ保存性を高めたり、お刺身や肉類は全て火を通すか、塩をまぶしたり度数の高いアルコールに漬けることができると考えます(あくまで状況が揃っていて余裕があれば)。

アウトドアの経験のある方は、キャンプ用の調理器具を使って煮炊きできると思いますので、可能であれば燻製などにしてみてはと提案します。

また、温かい食べものがあると精神的にとても救われる人は多いと思いますので、卓上コンロとボンベは平時から必須です。

とにかく腐敗しやすいヨーグルト、ジュースや水分の多い缶詰から先に使い、飲料水は温存しておきたいものです。

牛乳やジュースが無いか使い果たしてしまった場合は“乾きもの系”に頼らざるを得ないのではないかと思いますが、そこで思いつくのは乾パンかもしれません。

しかし、私のおすすめはおせんべいです。ご飯党の方はなおさら、お米からできたおせんべいの慣れ親しんだ醤油味に元気を回復するのでは。

また、小麦でできた乾パンやクッキー、普通のパンなどよりもアレルギー反応が出にくいです。硬さや食感、味付けに幅があり、重量もないので持ち運びやすい、個別包装してあるので分け合えるなどメリットが多いです。

ものによりますが、1枚あたり30から40キロカロリー程度です。自分だったら1日あたり多種類のおせんべい大袋3つ程度+お茶などでしのげる気がします。

災害時の食事3

さらに、材料がそろえば平時のような料理も作れます。

青森の郷土料理、せんべい汁に見られるように鍋物の具として人気があります。

お湯を沸かして即席みそ汁を作り、乾燥させたネギ、乾燥わかめなどと一緒に細かく砕いたおせんべい(南部せんべいが有名ですが、どのおせんべいでも)を入れるだけで一品になるのではないでしょうか(※ポテトチップスも美味しいです)。

私は普段から、キノコや根菜類、葉物まで余りそうになったらすぐにざるに入れて天日に干し乾燥させます。干しシイタケやふのり、お茶漬けの元、昆布茶、鰹節パウダーなど乾物全般を常備しておくと、食べることに関しては3日間を耐えられるのではないでしょうか。

調理法にしても、ポリ袋を活用した煮炊きの方法が研究され紹介されています。

<被災した時、ラーメンが食べたくなったら・・・>

さらに、食生活の工夫を

日本における飽食の社会情勢を見て思うのですが、普段からの食生活が、全般的に食べ過ぎなのではないでしょうか。以前は私自身も食べ過ぎの感があり、それを改善する機会がありましたので、蛇足かもしれませんが記します。

日常的に、空腹感に慣れておくことも非常事態への備えとなるのではないでしょうか?食料はもとより、水が生命維持に必要なのは理解しています。

で、人間は実は、1日3食食べる必要は無いのだと主張される方がいます。医療・美容関係者、整体師、有名芸能人などです。

意識的に断食したり一日1食で元気に過ごしたり仕事をこなしている人はたくさんいるのだと最近知りました。私自身が体感しているのは、空腹は怖くないということです。

体質もありますし、災害時にはパニックになったり悲惨な状況に悲しくて不安定になることもありますから一概にはお勧めできませんが、食べ物が無いということ自体に必要以上に恐怖しないことも、心構えとして有効なのではないでしょうか。

最小限の食べ物で何とか3日間を耐え抜くには、実は平和な時から体を作っておくことが必要なのかなと考えています。

おわりに

災害時の食事をどうするか、阪神大震災や東日本大震災、最近起こった熊本地震などに遭遇する度に皆さんそれぞれ考え工夫して備えていると思います。

困ったときには近くにいる人どうしで助け合い、分け合い、励まし合うことで救助が来るまで耐え抜くことがきっとできます。

いつ来るか分からない災害、地震以外にも起こりうる非常事態の可能性を忘れずに、心身ともに健康を心がけて生活していきましょう!


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