兄弟で授業参観の時間が重なった!子供全員に納得させたママの秘策

小学校

小学校の授業参観は、親御さんにとっては学校での子供の様子を知る貴重な機会ですよね。子供達にとっても、授業中に発表したりして両親にいいところを見せたいと思っているかもしれません。

中には、先生に当てられませんように……と願っている子もいるかもしれませんが(^^ゞ

さて、兄弟の多いお母さんにとっては授業参観は悩ましい学校行事の一つだそうです。

学年ごとに違う日に授業参観があればいいのですが、違う学年で同じ日にあると兄弟で授業参観の時間が重なってしまうことがあります。親としては子供全員を見てあげたいし、子供にとっては自分の親が授業参観に来てほしいものです。

こんなとき、お母さんは困ってしまいます。お父さんにも休みを取ってもらえばなんとかカバーできても、仕事を持つお父さんにとって授業のある平日に休むのは難しいかもしれません。

記事では、兄弟で授業参観の日時が重なってしまったお母さんの体験談を紹介します。前もって子供達にキチンと説明し、不公平がおこらないようにした成功例です。どうぞお付き合いください。

体験者プロフィール

小5、小4、小1の三人の子供を持つ母親。授業参観の日に父親は休めず、一人で3人分の授業参観を見ることになった。


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子供の授業参観が重なったとき、親はどうするのが良いか?

兄弟が2人以上いて、授業参観の日時が重なってしまったら、全員の授業を始めから終わりまで見るのはムリですよね。そこは最初にキチンと説明しておく必要があります。

学年が上がると親の事情を子供は理解しますから、来てくれなくてもあまり気にしないかもしれません。逆に低学年なら、親が来てくれたことが安心感になります。

学校では授業参観用にどんな授業をするか、あらかじめ決めていることがあります。発表形式の授業にして、その様子を親に見てもらう…というのが考えられます。そのときはいつくらいのタイミングで発表するのかがわかっていれば、それを見計らって見にいくようにします。

もし見られなかった場合に備えて、授業でする発表の練習を家でやってもらうのもアリですね。

前もって子供達と一緒に、教室をどう回るかを決めて話し合っておくと、子供達も事情をわかってくれます。みんなで納得して決めたのだから、誰からも不満は出ないですよね。

本番では予想外のことが起こったりするので、スケジュール通りに動けないかもしれませんが、そこは後でお母さんがしっかりと説明してあげましょう。

体験者ママは授業参観が重なることで、どう困っていたか?

当サイトが体験談を元に提案する解決策は上記の通りです。

ここで、体験者の事情を紹介します。解決策を採用する前はこんな感じで困っていました。

授業参観のとき、子供全員のクラスを回り切れなかった。

授業参観は毎学期に1~2回あるのですが、大体1時間しか参観できる時間がなく(年1回だけ1日中の参観日がある)、高学年と低学年の校舎も別だったりするので3人全員のクラスを回るのが大変!

先生方は子供全員に出番があるように発表形式の授業をなさったりするので、子供の順番にあたるときにいようと思うと時間の半分はクラス間の移動につかうことに…。

あっちがまだならこっちを先に、こっちが終わったらあっちに行って…で、クラスの様子も子供の様子も全く頭に入ってきません!

また、発表順があいうえお順だったりすると、全員同じ苗字なのでだいたい同じ時間にぶち当たって一人しか、あるいはタイミング悪いと一人も見られません! 子供は文句を言うし、私はへとへとになるし、もう大変です!

教室移動で大変だった様子が伝わってきますね。子供達をできるだけ見てあげたいという気持ちはあるのですが、その思いが空回りしてしまったようです。

そして、授業参観を満足に見られないと、こんなマイナスポイントがあります。

学校の様子を見られる貴重な授業参観でバタバタすると、学校での子供の様子がわからないし、名前だけ聞いているお友達がどんな子なのか確認できません。

先生の雰囲気も今一つつかめず不安なままです。子供は子供で発表を見てくれなかったとか、下の子の発表だけ見てズルいとか、頑張ったのにな…とか後までぐずぐずと尾を引きます。

子供にとっては不満が出ちゃいます。友達がどんな子なのか、担任の先生がどんな雰囲気なのかも親として気になりますよね。

授業参観が重なったとき、体験者ママはどう解決したか?

子供の授業参観が重なった体験者ママは、これまでの苦い経験をどうやって解決に向けていったのでしょうか。少し長いですが、次をご覧ください。

事前の調整と計画を子供たちとしっかりと練り、できないことを明確に伝えました

一人っ子のお母さんとは違って授業全部を見られないこと、でもみんなの様子は見たいことを伝えて、一人一人にどうしても外せないポイント、あるいは授業の見どころを説明させました

1年生はみんなの前で発表するのを見てほしい、4年生も発表、5年生は好きな科目ではなかったらしく、来てもらえればいいとのことでした。

発表内容は事前に決まっていたので、1年生には練習を兼ねて家族の前でやってもらって「上手にできていた、明日見たいけどもしかしたら見られないかもしれない。でも今みたいにできてればすごくいいと思う」と話しておきました。

4年生の子も同じように発表の練習をしてもらい、同じようにほめて、タイミングが悪いと行けないけどがんばって!と伝えました。5年生の子は担任の先生も知ってたし授業も本人が興味ないようだったので、顔は出すけどあまり長くは見られないよ、と断っておきました。

(上の2人の子は)好きな授業だとこれ見てあれ見てといろいろ言う子なので、今回はあまり見ないけど、次回か次々回、ぜひ見てほしい時にいくよ、と約束をして納得したようです。

当日は1年生から回って発表を見て、4年生のクラスへ行き(発表見られなかった)、5年生のクラスへは手を振りにいって、残った時間は先生が変わって気になっていた4年生のクラスを見に行きました。

事前計画があるので落ち着いて行動できたのと、子供たちからのクレームも少なかったです。事前に見どころ(描いた絵を見せるよ、グループ発表のテーマは○○など)を聞いていたので見落としも少なくて、何よりもコミュニケーションをしっかりとれたことが良かったかなと思っています。

いかがでしたか。大きく2つのことが読み取れると思います。

一つは事前の調整と計画をしっかりと練ったことです。もう一つはできないことを最初に断っておき、埋め合わせを説明して子供に納得してもらったことです。

「子供だから適当にごまかしておけばそのうち忘れる」と考える親御さんもいるかもしれませんが、子供を一人の人間として尊重し、メンツを潰さないことに成功例があると思います。

さらに工夫したポイントとは?

体験者ママは事前の調整と計画で、子供達から不満が出ることなく、兄弟の授業参観を回ることができました。

これだけでも十分成功例と言えると思いますが、さらに工夫した点はありませんかと聞いてみたところ、次のように語ってくれました。

授業参観をしっかり見てほしい人は参観日前にママにちゃんとプレゼンしてほしい、と伝えたことで子供たちの表現力も上がった気がします。

お母さんに見どころとか、何をやるか伝えないと!と思ったのか、授業にも熱心に取り組んでいました。

事前のすり合わせを家族全員でやって兄弟同士でも互いの状況が分かったのか、事後のクレームが少なくなりました。

母が何を考えて、どういう基準で回っているかを洗いざらい伝えたので(例えば校舎間の移動はできるだけ減らしたいとか、学校始まったとたんにじんましんが1週間続いた子供のクラスはゆっくり見たいとか)、子供にも納得感があったようです。時間はかかりますが事前調整は本当に大事です。

単に授業参観の調整に留まらず、子供たちに授業参観の見所を母親にプレゼンさせている点は注目です。自分の考えを相手に伝えるというトレーニングになっていますよね。

そして、その副産物として学校の授業にも熱心に取り組み、お母さんが観に来てくれたときにいいところを見せないと、という意識が働いています。

自分の考えをしっかり相手に伝える……このことは学校の勉強を超えた学習になっていると筆者は思いました。

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まとめ

兄弟で授業参観の日時が重なったとき、親はどうすればいいかということを体験談を交えて提案してみました。

体験者ママはこう締めています。

低学年の子供はママにちゃんと見てほしいだけだから、ママは本当に見たいと思っている、とちゃんと伝えれば半分は満足します。

で、実際に発表のリハーサルをするともう少し満足します。

話がわかる高学年は、次回の約束ができるから大丈夫です。参観日よりも、子供に対する事前のリサーチと今回はこういう考えで行く!というのが共有できていれば大丈夫!

簡単にまとめておきましょう。

  • 兄弟全員を始めから終わりまで見るのはムリだと言っておく
  • 教室をどう回るか事前に子供たちと相談し、調整しておく
  • 授業の見所、やることをプレゼンし、見に来てほしいところを伝えさせる
  • 子供を一人の人間として尊重し、メンツを潰さない

授業参観で子供たちから不満が出てしまった親御さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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