寒い季節になると体を温めるものを飲んだり食べたくなってきますね。
体を温めるのに甘酒って飲んだことありますか?実は私はこれが大好きなんです。最近は缶で売っている物もありますがこの元が酒粕です。酒粕は他にも使い道が豊富で、日本に生まれてよかった~!って思っちゃいます。
「酒粕って、お酒のカスなの? なんか残り物みたい」
……っていうイメージをもつかもしれませんが、いやいやどうして、酒粕にはスゴい効能があるのを知っていますか? 記事では酒粕の効能と簡単なレシピについて調べてみましたので、どうぞお付き合いください。
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酒粕ってなに??
一昔前に麹(こうじ)が随分話題になっていましたが、この麹はお酒を造るのにお米を蒸して細菌を繁殖させたものです。そこから色んな工程を経てもろみが出来て絞った液体がお酒で、残ったものが酒粕です。
酒粕には酵母の栄養分がそのまま残ると言われています。麹に酵母って言ったらダイエットに敏感な方ならよく耳にしたお話しですよね。何だか古~いイメージだった酒粕がランクアップしてきませんか?
酒粕のさまざまな効能
酒粕の主な効能を挙げてみましょう。
- 便秘を解消し、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らす
- 健康な筋肉と内臓を作る
- 美容効果
…いかがですか? 「酒のカス」なんて言ってられないですよね。では、これらを詳しく見ていきましょう。
便秘を解消し、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らす。
これは豊富に含まれる食物繊維(酒粕100g中5.2g)に依るものです。りんごが1.5gなのでおよそ3.5倍にもなります。
その他にも食物繊維は腸の中の善玉菌を増やす働きがあるので、腸内環境を改善し大腸がんの発生を低下させます。血圧を下げたり血液中の中性脂肪やコレステロールを減らしたりと私たち中年層には有り難い事だらけですね。
健康な筋肉と内臓を作る
14.9gも含まれるたんぱく質は、体を作る上で最も必要な三大栄養素(たんぱく質・脂肪・炭水化物)の一つです。卵1個で12.3gですから卵にも匹敵します。
体の代謝を促進させて細菌やウイルスに負けない体を作ります。寒い季節はウイルスが蔓延する時期でもあり、寒さに負けない体を作る事も大切です。
美容効果
老化を防ぎ健康なお肌に欠かせないのがビタミンB群です。酒粕にはB1・B2・B6・葉酸も含まれています。ビタミンB群は炭水化物をエネルギーに変える働きがあります。
お肌がパサパサで髪にも艶が無くなると、目まで落ち窪んだ気がしてきます。B6は手足のしびれを和らげて神経炎にも作用すると言われています。これらの成分をサブリメントで補充している方も少なく無いと思いますが、酒粕はそれを自然食品で補充できるのです。
酒粕を使ったレシピ紹介!
我が家のかんたん甘酒を紹介します。
材料:市販の甘酒(パックの物)・酒粕・しょうが・砂糖
- 鍋に甘酒を全部入れます。
- 酒粕は板状の物は包丁でみじん切りにし水を少々含ませてすり鉢で擦ってから鍋に加えます。(1/2枚程度でいいと思います)
- 砂糖を少々、お好みで(パックの甘酒には砂糖がすでに入っているので糖分の取りすぎには注意してね)
- しょうが1かけをすりおろして加えます。
- 沸騰したら出来上がり、保存容器に入れて冷蔵庫に入れて飲む分だけレンジで温めてください。
ひと手間かけた分だけ市販の甘酒よりもコクが出ておいしくなりますよ。
次に酒粕チーズケーキを紹介します。
材料は、クリームチーズ200g、酒粕50g、砂糖70g、牛乳100cc、卵1ヶ、薄力粉40gです。
作り方は、クリームチーズ、砂糖、酒粕、卵、薄力粉をフードプロセッサー(メタル)で混ぜるところから始まるのですが、動画がありますのでこちらを紹介します。
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まとめ
酒粕には実は栄養があって、さまざまな効果効能があることがわかりましたね?
この他にも、昔湿布と言う物が無い時代には酒粕と粗塩を練って湿布代わりにしたり、のどが痛い時に貼ったりして使っていたようです。色々な効能がある酒粕ですがアルコール分ももちろん含まれています。お酒の弱い方は注意してくださいね。
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