5月5日のこどもの日に食べるお菓子といえば、柏餅とちまきですね♪
子供の頃に食べた経験のある方も多いのではないでしょうか?
筆者は、中にあんこが入っている柏餅の方が好みで、餅米オンリーであんこが入っていないちまきを食べた思い出はありません。
先日、春の彼岸に合わせて桜餅を調査しましたが、今回は柏餅について、その由来、カロリー、そして葉っぱについて調べてみました。
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江戸生まれの風習が全国へ
こどもの日、つまり端午の節句に柏餅を食べるという風習は江戸時代に江戸で始まったそうです。時期は9代将軍家重から、10代将軍家治の頃らしいので、18世紀の中頃といっていいでしょう。
ではなぜ、こどもの日に柏餅を食べるのでしょうか?
柏の葉は新芽が育つまで古い葉が落ちないという生命力の強さから、家系が途切れない、子孫繁栄の縁起を担ぐためと言われます。
全国に広まったのは参勤交代のためです。元々は幕府が各藩に忠誠を誓わせるのと、財務基盤の弱体化を狙った制度でしたが、江戸文化を地方に広める役割も担いました。
筆者の想像ですが、江戸時代はとくに武家(大名)において家系の存続は死活問題でした。世継ぎができないとお家断絶になったわけですから。
だから、子孫繁栄の願いを柏餅にこめたのではないでしょうか?
柏餅のカロリーは?
柏餅に使うあんには、こしあん、つぶあん、みそあんがありますが、あんの種類に関係なく平均的な1個 60g の柏餅でだいたい 140kcal くらいみたいですね。
コンビニのおにぎりが 170kcal から230 kcal くらいですから、おにぎりより少ないですね。
でも、おにぎり1個よりは柏餅1個の方が楽に食べられてしまうので、調子に乗って3個くらい食べるとうどん一杯くらいいってしまいますね(笑
葉っぱの秘密?
桜餅と違って、柏餅の葉っぱは食べないのがふつうです。
名前の通り、カシワの葉っぱを使うから柏餅なんですけど、カシワの木が自生していない近畿地方より西ではサルトリイバラの葉っぱを柏餅に使うことが多いようです。
また、三重県と和歌山県にはサルトリイバラの葉っぱを使った柏餅とは似て非なるいばらまんじゅうがあります。
柏餅は上新粉で作りますが、いばらまんじゅうは小麦粉で作ることもあるようです。
筆者は両方とも食べたことがあります。上新粉で作った柏餅は餅の弾力があり、小麦粉で作ったいばらまんじゅうは食感があっさりという感じです。
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まとめ
いかがでしたか?
柏餅を端午の節句に食べる風習が江戸から全国に広まったのが18世紀の中頃とすると、長い日本の歴史からすると比較的新しい風習に思えます。
GW にはスーパーにも柏餅が並びます。甘い物が苦手でなければ、伝統行事に触れる意味もこめて、こどもの日に柏餅を食べてみてはいかがでしょうか。
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